
署名サイトより
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
署名活動の主旨
【選択的夫婦別姓制が2025年内に実現されることを望みます!】
署名ページを開いてくださりありがとうございます。私たちは大学・大学院に通う19歳〜24歳の学生です。
「30年以上も選択的夫婦別姓を待っている。」そんな声を“一般社団法人あすには”のインターンの活動を通じて聞きました。そこで私たちは、これから名字を変える/パートナーに名字を変えさえてしまうかもしれない一人として、「10〜20代の学生の立場で今、何ができるのか」を考え、この署名を立ち上げました。今年(2025年)中に決着をつけたい。そのために、選択的夫婦別姓実現に賛同する声の大きさを可視化したいと思い、私たちはこのオンライン署名にて、アクションしようという呼びかけをしています。
私たちは、まだ名字を改姓する経験をしたことはありません。しかし、将来自分が婚姻し、自分もパートナーもどちらも名字を変えたくないと思った時、選択肢がないことに強く違和感を抱いています。そこで、“一般社団法人あすには”(※「ジェンダー平等が達成された社会を明日には実現したい」という想いのもと、選択的夫婦別姓を日本で法制化することを主な目標に活動している市民団体)で学生インターンの活動を始めました。そして、“あすには”に所属する、実際に改姓して苦しむ人と話した時、手続きの大変さ、通称使用では世界で通用しづらいことに加えて、アイデンティティの喪失の辛さに心が痛みました。中でも、『結婚して夫の名字の鈴木に。出産時、助産師さんが「鈴木さん、頑張って」と声をかけてくれるが、誰が応援されているか分からなかった。』という経験談が辛かったです。
また、このようなヒアリングを通じて、このアイデンティティの喪失を体験するいい企画はないかと考え、「名前喪失体験」という企画を名古屋レインボープライド内のイベントブースで出展させていただきました。
約30人に参加していただき、体験後に自分の今までの名字とは異なる名字で呼ばれたことに対する感情を調査し、多かった順に「嫌」(嫌悪感)、「悲」(悲しみ)、「驚」(驚き・戸惑い)で、約7割を占めました。セクシュアリティに問わず、自分の名字が喪失することに負の感情を抱いていることが分かりました。加えて興味深かったのは、結婚し、名字を変えたことがない人たちの中でも、私と同世代の学生からも同様に声が上がったことでした。
2023年BIGLOBEの調査では、30歳未満で「結婚相手の姓に変更することに抵抗がある/変更したくない」と答えた割合は約4割。「選択的夫婦別姓が制度化されたら結婚したい/夫婦別姓に変更したい」と答えた30歳未満の人も約4割いました。
また、“あすには”が2025年4月に公表した事実婚当事者の調査では、現在事実婚で、「選択的夫婦別姓が法制化されれば婚姻届を出したい」という意向を持つ人たちは、20歳〜50歳だけでも58.7万人いると推定されることもわかりました。
そこで現在、“あすには”のインターンに参加していた、20代の学生に選択的夫婦別姓に対してどう思っているかを聞き、以下で取り上げてみました!
(24歳・大学院生)「名字を揃えたい人がいるように、揃えたくない人もいます。どちらか一方だけを認める法律なんて馬鹿げてる!改姓しない選択肢があったら、相手の人生も自分の人生も否定せず大切にできるはず。誰の人生も踏みにじらない結婚を望みます!」
(21歳・大学生)「私は母が改姓をして、彼女の人生が彼女のものでなくなったような悔しさを持っていたことを悲しく思っていました。現状の制度は実質的に多くの女性に不利益をもたらしています」
まだまだ様々な声がありますが、選択的夫婦別姓は、実際に改姓の苦しさを知った当事者はもちろん、まだ改姓経験がない学生にとっても強く望まれています!
多くの人が何十年も待つ中、選択的夫婦別姓実現のための法案は、秋の臨時国会で継続審議となりました。ここで法改正されなければ数年後には、私たちの世代でも新たに、望まない改姓で苦しむ人たちが出てしまいます。国会議員の皆さん、2025年を法改正の年にしてください。
この想いに賛同してくださる方、ぜひ署名のほどよろしくお願いいたします!!
あすには学生インターン一同