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『講座 ジェンダーと法』(全4巻) 渡邊宏美

2013.03.14 Thu

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. このたび、ジェンダー法学会の設立10周年を記念して、

ジェンダー法学のこの10年の成果と課題を深く追究し、学際的な研究と実務分野での課題に取り組んだ『講座 ジェンダーと法』(全4巻組)が刊行されました。

多彩な領域で活躍する研究者・実務家総勢70名による執筆で既存の学問領域の枠を超えた理論上・学説上の課題や実務上の問題を、ジェンダー視点を機軸に鋭く描いています。

『ジェンダー法学』の確立と、法学におけるジェンダーメインストリーム化に向けた新たな歩みを、
本書で是非感じていただきたいと思います。

各巻の内容についてはGAL(Gender and law)の「わがまま読書」に詳しい書評が載っています。

ここでは、その書評から最初の一部だけ、引用しながら紹介していきます。

ジェンダー法学会編『講座 ジェンダーと法』(2012年11月刊,日本加除出版)各3,800円+税

第1巻 ジェンダー法学のインパクト(三成美保、広渡清吾、阿部浩己、小島妙子 編集委員)

1巻は全4巻の先頭に位置するので、国際性をふんだんにおりこみながら、ジェンダー法学成立までをふりかえり、ジェンダー法学が明らかにしてきた近代法の枠組(近代法の「ひと」とは女性を含まない男性だった)とこれからの課題を展開する(ここまでは、ほとんど編者はしがきからの受け売りである)。

すでに、本の冒頭で、1巻の編集委員がその概要を研究者の視点でしっかり紹介されているので、以下では、単なる一読者として主観的に紹介する。著者を姓のみで示すことをご容赦願いたい。

内容の続きは以下から、お読みください。

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第2巻 固定された性役割からの解放
(浅倉むつ子、榊原富士子、林 弘子、二宮周平編集委員)

『第2巻 固定された性役割からの解放』は、労働(第Ⅰ部)、家族(第Ⅱ部)、福祉・税・政治改革(第Ⅲ部)という生活に密着した問題を取り上げており、

章ごとの切り口も面白く、興味を持って読み進められる巻である。

内容の続きは以下から、お読みください。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 第3巻 暴力からの解放
(戒能民江、棚村政行、後藤弘子、角田由紀子 編集委員)

第Ⅰ部は,DV防止法(戒能民江),ストーカー行為規制法(長谷川京子),児童虐待防止法(棚村政行),

セクシュアルハラスメント法制(武田万里子),それぞれの法政策の展開とさらなる課題が指摘される。

ひとつひとつはコンパクトながら,該当分野の従前の到達経過を概観した上で,課題を提示しており,勉強になる。

内容の続きは、以下からお読みください。

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第4巻 ジェンダー法学が切り拓く展望
(辻村みよ子、吉田克己、安藤ヨイ子、松本克美 編集委員)

第4巻は「ジェンダー法学が切り拓く展望」と題して編集されている。
本巻は、第1巻から第3巻までの検討内容をふまえて、今後の課題と展望を明らかにすることを目的とし、

ジェンダー法学の有効性・可能性を問い直しながら、未来に向けて展望を拓くことをめざしている。

すなわち、既存の学問領域での検討が十分でないために、今後のジェンダー法学にとって重要な課題となると考えられる主要な論点として、

憲法上の人権論・平等論に関連する理論的課題、親密圏をめぐる理論上・実践上の課題、ジェンダー法学の担い手論が挙げられ、

これを3つの部に分けて、各部ごとに様々な角度で分析がなされている。

内容の続きは、以下からお読みください。
(編集者 渡邊宏美・増田淳子)








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ: / 労働 / 女性学 / ジェンダー研究

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