2014.03.03 Mon
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.傘寿をすぎてなお精力的に講演活動や執筆活動を続ける著者が、「人生後半を生きる」知恵と対応の仕方をわかりやすい言葉で贈る珠玉の1冊。
子を育て親を介護し、自分も働いて、社会の大波小波を超えてきてみれば、はるかにひろがる「人生100年社会」の大海原。ひるむ心は仲間と語って持ち直し、この本を読んで元気づき、初代としての大志をもって船出しませんか。これは、著者みずからが「人生100年丸」の水先案内人として、人生100年の生きざまに照らした読者へのメッセージです。
本書の構成は、1章 健やかに生きる女性の長生きのコツ、2章 人生100年社会の中で築く家族関係、3章 家族が変化する中でよい絆の結び方、4章 人生100年でお役に立てる女の働き方、5章 人生100年後半をおしゃれに生きる、6章 人生100年をめざす老いの住まい方、7章 幸せ人生のための人間関係の築き方 から成っています。
「人生50年時代」から「人生100年時代」へ突入、といっても世界一長寿化した今の日本では過言ではありません。「まえがき」で著者は「働き方や社会保障、地域、男性と女性のあり方など、あらゆる分野を人生50〜60年仕様から人生100年仕様に切り替える必要があります」と述べています。
7章「幸せ人生のための人間関係の築き方」の中に「老いの人間関係を上手に保つ9カ条」の項目がありますが、おひとりさまになっても上手に生きていけるコツを、過去を問わない現在が大切。気軽にあいさつし、おしゃべりを楽しむ。着ているものなどをほめ合う。行ってみよう、やってみよう、習ってみよう。ダメもとで女のチャレンジ。お仲間の多いほうがいい。まず聞くことから始まる。など、いくつからでも誰でも始められるキーワードがつづられています。
「ぬれ落ち葉」などの造語づくり名人として知られる著者が「あとがき」の中で、ヒグチ流格言として「いろいろあらァな」「ま、いいか」「ほごほどに」「いつまでも夢を」などの名言が取り上げられていて、思わず「あ、そうか」と感動し共感させられて、これからの長い人生へともに手をたずさえて船出するための指南本になるでしょう。
(編集者・ミズ総合企画 望月幸代)
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