お助け情報

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No.4 回答

2011.11.29 Tue

ひとくちに「障害」(注:近頃は「障碍」や「障がい」という記載もありますが、ここでは質問にある「障害」という表記を使用します)と言っても、実際の状況は個々人によって異なります。今回は具体的な「障害」の内容を伺っていないので、あくまでも一般的なお答えになってしまいますが、「障害」の具体的内容、それによる仕事内容の制限、離職期間などによって、仕事の可能性は異なってきます。ちなみにあなたの場合、以下の点についてはどうでしょうか?

1)就きたい仕事について何か具体的なビジョンはありますか?(例えば「人と接する仕事」とか「可能な限り収入の多い 仕事」など、自分なりの希望は?)

2)障害により行動や仕事上の制約などはありますか?(例えば聴覚障害の場合は電話応対はできないが、メールでの対応は 可能、等)

3)何か技術や資格はお持ちですか?(歩行困難な人でも情報処理関連の資格を持っていたり、和裁や刺繍などの技術を持っ ている人はそれを活かして仕事をしたりしています)

まずは、ご自身の能力や経験の棚卸しをしてご覧になってはいかがでしょうか。その上で、どんな可能性があるかどうかを考えて見るのが一番現実的だと思います。さらに、ご自身の周辺の人脈についても目を向けて頂きたいと思います。就職活動とは「公募の求人に応募する」だけではなく、個人的な紹介などで仕事を得ることもあります。これはちょうど俳優がある役のオーディションを受けるのか、それとも制作サイドから本人に「この役はどうですか?」というオファーがくるのか、というような違いです。中年期以降の就職では「オーディションを受け続ける」よりは、「オファーをもらう」方が、もちろんいいですよね。

そのためには、これまでの人間関係を洗い直して「どの人に頼んだら仕事の情報を貰えるか」ということを吟味してみることも必要です。また、これまでそのような人間関係を築いてこなかったのであれば、今からでも遅くありませんから「自分の経験や知識や技術を使って誰かの役に立つ」という視点を持って下さい。そういう姿勢の人には自然とお声がかかるものです。もし「特に知識や技術もない」という場合は、これから何か勉強するなり、資格をとるなりしてもいいでしょう。介護のご経験があるのですから、それに関連した資格などはいかがですか? 勉強している間も色々な人に声をかけてあなたが仕事を探していることを伝えるとよいでしょう。既に実務の経験をお持ちなのですから、きっと信頼してもらえると思いますよ。

カテゴリー:キャリア相談

タグ:仕事・雇用 / 貧困・福祉 / キャリア / no4 / 福沢恵子