NPO法人WAN 緊急の呼びかけ

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【至急】茨木市長発言に対する抗議 賛同のお願い

2013.06.03 Mon

【転載させていただきます】

★茨木市長発言に対する抗議 賛同のお願い

5月31日付 毎日新聞 北摂版で、木本保平 茨木市長が橋下大阪市長の発言を

「概ね正しい」「慰安婦は職業。強制的に連れて行った証拠はない」等の発言をお

こなったと報道されました。

http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130531ddlk27010386000c.html

一連の橋下市長発言に輪をかけて、木本市長の浅薄な発言は到底許すことはできません。。

そこで、茨木市内で男女共同参画社会づくりや人権、ジェンダーに取り組む市民

有志で抗議文を提出することにしました。

6月5日(水)に市役所秘書課に抗議文を提出するとともに、市長への面談要請を

行います。

そこで、ぜひ、

☆この抗議文をご一読いただき、賛同いただける方は、下記の事項を返信いただけますようお願いいたします。

☆市内、市外、国内、国外を問わず、メールやSNS等で、広く賛同を呼び掛けていただけると幸いです。

みなさまのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

【 賛同・お問い合わせ 】

womens_ibaraki@yahoo.co.jp

【賛同いただける方は下記の事項をお知らせください】

1、 ご氏名

2、所属団体や肩書き等(なくても結構です)

3、メールアドレス(抗議行動の詳細が決定した際、ご連絡させていただきます)

不要な方は記載は結構です。

4、茨木市内在住・在勤 or 市外在住

2013年6月5日

茨木市長 木本 保平 様

定例記者会見における発言に対する抗議 ならびに

女性の人権に理解を深めることの要請文 (案)

木本保平・茨木市長は、去る5月30日の定例記者会見のなかで、国内外で批判の高まっている橋下大阪市長の「慰安婦」発言を「おおむね正しい」と理解を示したうえ、「歴史的に見たらどこの国もやっていたと思う」「慰安婦は職業。強制的に連れて行った証拠はない」等の発言を行ったと毎日新聞北摂版に掲載されました。

橋下市長の発言やそれを擁護する木本市長の発言は、国内の裁判において損害賠償は認められなかったものの、「本人の意思に関わらず強制的であった」ことの事実認定が行われていることや、1993年の「河野官房長官談話」を踏まえることのない、全くの感情論であり、公人としての発言に値しないものであるばかりか、これまで苦しみ続けてこられた被害者をさらに深く傷つけるもので、到底、許すことができません。

また、木本市長の「若い人たちが明日にも死ぬ(ような状況の)中で、コンフォート(慰安)を求めた気持ちは理解できなくもない」との発言は、女性を性欲の「はけ口」として利用する旨の主張であり、女性だけでなく男性の人間としての尊厳をも傷つけるものです。

戦時下において、女性たちはいつも性暴力の犠牲になってきました。これまでどれだけの尊厳が奪われ続けてきたのかはかりしれません。国連人権委員会も、戦時下での女性への性暴力は人権侵害としており、いかなる時代であれ、どのような状況であれ、許されないとしています。

国内においても、男女共同参画社会基本法では、男女の人権が尊重された男女共同参画社会の形成に関する地方公共団体の責務を明らかにしています。また法案成立時には「女性に対する暴力の根絶が女性の人権の確立にとって欠くことができないものであることにかんがみ、あらゆる形態の女性に対する暴力の根絶に向けて積極的に取り組むこと。」が付帯決議されています。

木本市長は茨木市の男女共同参画施策・人権施策推進の最高責任者です。しかしながら、それら施策を後退させるような言動や、あろうことか法律に合致しない施策の推進をするなど、とても市民として看過できるものではありません。

さらには、外交問題へと発展するなど国内外で混乱を引き起こしている橋下市長発言を擁護する木本市長の発言は、アメリカ、中国と姉妹都市・友好都市を結ぶ茨木市の長としての自覚が足りないと指摘せざるをえません。

これら一連の発言は、5月31日付で、国連拷問禁止委員会から、日本政府に対して旧日本軍の慰安婦問題に関して「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」として、「法的な責任を認め関係者を処罰する」ようにとの勧告が出される事態になっています。橋下市長発言を軽率に擁護することが、事態の一層の混迷を深めていることに対し、猛省を望むところです。

今年の国連女性の地位委員会の優先テーマは「女性及び女児に対するあらゆる形態の暴力

の撤廃及び防止」です。私たち市民は女性への暴力根絶のため、暴力の温床となる軍隊、基地など必要ない世界平和を希求し、この実現をめざしていきたいと考えています。

つきましては、公人たる木本市長のこのような人権無視、女性軽視の発言に強く抗議するとともに、茨木市の行政の長として「慰安婦」問題ならびに男女協働参画の理念に理解を深めることを強く要望するものです。

以上

共同呼びかけ人

池田 美とり(茨木市男女共同参画懇話会委員)

大槻 隆  (茨木教職員組合)

甲斐 弘子 (茨木母親連絡会)

上林 京子 (サポートユニオンwithYOU 、性暴力救援センター大阪)

三仙 舜子 (新日本婦人の会 茨木支部)

志水 紀代子(追手門学院大学名誉教授)

辻田 之子 (日本軍「慰安婦」問題・関西 北摂ネットワーク・茨木)

中村 彰  (メンズセンター運営委員)

村井 康利 (部落解放同盟 茨木三支部連 議長)

カテゴリー:WANからのお知らせ

タグ:慰安婦 / 女性に対する暴力