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『We』182号(特集:地域でゆるやかに支えあう)を発行しました。

2013.02.12 Tue

『We』182号(特集:地域でゆるやかに支えあう)を発行しました。

特集:地域でゆるやかに支えあう
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We182号(特集:地域でゆるやかに支えあう)【インタビュー】丸尾多重子さん(まるちゃん)
楽しく生きていきたいよね
─つどい場さくらちゃんの日々

兵庫県西宮で、介護する人される人、地域の人や、介護職、医療職、役所の人や社協の人、学生…、様々な人が”まじくる”つどい場「さくらちゃん」を運営するまるちゃんのお話です。

みんなで一緒にご飯を食べて、食べながら本音を語れる場。泣いたり笑ったり、そこでちょっと一休みして元気を取り戻せる場。そんなちょっと駆け込める場が、もっとあちこちにあればというまるちゃんが、つどい場をつくった原動力は「怒り」でした。

こんな介護をしてていいのか?という思い、自分自身が看取った親きょうだいへの悔い、そして介護していたまるちゃん自身の孤立感が、「一人でやってたらあかん」「集まれる場がほしい」につながりました。
*つどい場さくらちゃん

【お話】牧野賢一さん
グループホームは地域福祉の拠点
―就労援助付グループホーム「下宿屋」の試み

神奈川の湘南で、知的障害の人たちのグループホーム「下宿屋」を運営する牧野さんのお話です。

グループホームを始めて見えてきたのは、支援を必要としている人が必ずしも福祉につながっていないこと、地域には孤立してどうすることもできない状況にある人たちがまだまだたくさんいることでした。

障害のある人のその人らしい暮らしを実現するうえで大切なことの一つは、移動を支えること。移動支援によって、地域のひと・もの・ことの出会いがあり、そこから交流がうまれます。地域で暮らし、お互いの存在に慣れていくなかで、つながりによる《安心の貯金》が心にたくわえられていきます。

本人の自己決定を支えるには、いろんな人たちのつながりが必要で、それがまさに暮らしの中でのいちばん重要な支援だと牧野さんは語ります。相手が自分を受けとめてくれるとき、自分は力のある人間だと信じることができ、それで大きな力が出せるのです。

*下宿屋

震災後を生きる
【寄稿】下地真樹さん
震災がれき受け入れになぜ反対するのか

ツイッターのモジモジ先生こと、下地真樹さんに寄稿していただきました。

報告
 血液検査で胎児の「障害」が分かる?

12/23におこなわれた新型出生前診断を考える集会のもようを参加者の重原奈緖さんに報告していただきました。

連載も読みごたえあり!

・オホーツクの潮風荒く(江口凡太郎)
・「公立中学校」でしなやかに生きること:育児休暇で考えたこと(石川晋)
・「ひまわり」の日々:むすぶ(入江一恵)
・往復書簡:生還?(木村栄・向井承子)
・乱読大魔王日記(冠野文)
・リレーエッセイ 一人ひとりのLGBT[3](小林和香)
・同時代の男性学:痛みに耐えて男になる?(沼崎一郎)
・「気持ち悪い」男~リブ的運動内違和感ノート~(栗田隆子)
・遊びをせんとや生まれけむ:かたつむりの速度(西川正)
・ジソウのお仕事:鬼はだれ?(青山さくら)
・よき思い出なき人々への伝言(マルタ)
・取り乱し アフター風俗の日々:タイムリミット(鈴木水南子)
・お勧め最新映画情報:(シネマとフェミニズム研究会)

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カテゴリー:フェミックス

タグ:高齢社会 / 介護 / 福祉 / 震災 / こうrいし