2009.10.31 Sat
皆様の住んでおられる地域には地域運動会がありますか? 先日、マダム・ルーズの住んでいる街では地域運動会でした。
マダム・ルーズの住んでいる町内は高齢化がはなはだしく、50世帯の町内のうち、後期高齢者世帯が10世帯はある。そのような地域から、町内対抗種目4種類、1種目につき6人から12人の選手を出さないといけない、というのは、なかなか大変なのです。その日都合がつくものは全員参加するくらいでないと、やっていけない。マダム・ルーズも、40ン才でも、ウンチといわれるタイプでも、地域運動会からは引退させてもらえない。日々の運動不足から、始めにやるラジオ体操を終了した時点ですでに息が切れたりして、先行き不安。 ところで、この地域運動会。参加し始めてすでに10年以上たっているのですが、毎回毎回、ザルひき競争でも、タイ釣り競争でも、障害物競争でも、パン食い競争でも、100メートル走でも、男性のレースを全部やってから女性のレースをやるのです。見ていて「うーん」と首をかしげつつ、自分が担当しているわけじゃないからなあ、文句を言うのもなあ・・・と思っていたのです。が、今年は、3・4年生くらいの子供たちのかけっこだけが、女子のレースをやってから男子のレースをやるという順番になっていた、ような気がするのです。彼らは学校で習った踊りも披露するために集結(?)していて、その監督のために担任の先生も来賓として参加していたので、ひょっとして小学校のジェンダー平等教育が地域にあふれ出てくる瞬間、だったのでしょうか?
ムッシュ・オットリは今年は町内会のお役で、審判(の下っ端)をやりました。日ごろ町内のお付き合いをしていないムッシュ・オットリ。体育振興会の幹部委員女性の指示に従って、ゴールテープをもったり、「ラインは踏まないでくださーい」と声かけをしたり。終わってから「幹部委員女性に怒られなかった?」ときくと、「ムッシュ・オットリ、あなたの仕事はそれではなくてこれです、と叱られたくらいで大丈夫だった。体育の先生に厳しく指導されているみたいだった」とのこと。非体育会系のムッシュ・オットリ、体育会系女性上司のもとで何とかお役を果たせたみたい。こういう光景も普通になってきて、いい感じ、と思うのでした。
ちなみに、町内対抗競技、1種目に見事入賞を果たしたわが町内! マダム・ルーズはひたすら応援係でしたが、自分は走っていないのに入賞するとうれしい!!のですよね。運動会にせよ、オリンピックにせよ、ある種の「共同性」が生み出される契機になりますねえ・・・。
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