エッセイ

views

1629

パソコン事始・・・60の手習い(16) スマホ異変?   パソ子

2012.06.25 Mon

 某大学の某クラスでのアンケートの話から始めます。 ここ何年か同じアンケートを投げかけていたのですが、今年は、ちょっとした異変がありました。

 「悩みがあるとき、誰に相談しますか?」という質問で、以前は、「親」というのが「友だち」というのより多くて、まだ大学生は子どもなのか、それともイマドキの親はそんなに頼りになるのか、とちょっと意外だったのですが、今年の特徴にまたびっくり! なんと、「ネットで、匿名で質問する」というのがダントツだったのです。中には「Yahoo!知恵袋のような」と、具体的に書いている人もいます。これは、おそらく、パソコンではなく、スマートフォンの類が急速に普及して、パソコンと同じようにインターネット利用可能な環境ができたために、一挙に広がったとみえます。

 パソコンは、意外と一般の学生は使っていないようです。親元を離れて暮らしていて、アパートにパソコンを設置するほどニーズを感じている学生は少ないでしょうし、大学にはとりあえず使えるパソコンがあるので、個人でわざわざ回線を整備してプロバイダーに加入することはしないのでしょう。しかし、パブリックな設備となると、よく利用する人と利用しない人に分かれるみたいです。自分専用のマシンでないと、そうそう使い勝手が良いわけでもないでしょう。結果、今まではインターネットに接続する環境にいなさそうな学生も多かったのですが、携帯電話でネットもできるスマートフォン(アンドロイド系スマホやiPhone)の登場で、若者達のネット環境が俄然変わったのだろうと思います。

 総務省が5月18日に電気通信サービスの加入状況について発表したのですが、2011年末で携帯電話の保有率が100%を超え、それはスマホの普及で、携帯を複数持つ人が増えたため、とか。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120519/mca1205190501008-n1.htm

 そう言えば、しょっちゅう、学生はスマホをいじっています。スマホで、どこでもいつでもインターネットにアクセスできるようになったようです。

 昔、(それもずいぶん昔)、私は何度かPDA(Personal Digital Assistants)を入手し、いつでもどこでもインターネットにアクセスできる環境を求めて、四苦八苦していましたが、イマイチ、接続が遅く、何台も失敗してきました。押し入れの引き出しから、一台出てきました。ZAURUS M1-P2-B。調べると、¥52,500とありました。(高いよ!)10年くらい前の物だと思います。

電池を入れ替えたら電源が入り、うっすらと文字がディスプレイに映し出されました。

 

 もう一つモバイルが出てきました。NECのMobile Gear Ⅱ です。1998年発売だったようです。OSは、Windows CE 2.01。これは友人がもう使わないからとくれました。当時¥94,000円です。高っ! 友人、太っ腹です。

これも電池を入れ替えたら、電源が入りました。

 これ以外にも、いくつか入手しているのですが、もう残っていません。友人が「ずっと、PDAと格闘していたね」と覚えていました。そうなんです、でも、どうも使い勝手が悪い。接続が遅く、思うような使い方ができずにきてしまいました。使いこなせない私には、実用品とはならず、私好みのフォルムにうっとりしているだけの物となっていました。

 

 さて、現在のスマホ。インターネットがさくさく出来るようです。私の周りにも持っている人が多く、また動きも早いですね。何でもすぐに検索しています。Wikipediaだって、すぐに出てきます。

  私はポケットWifi を生かすべく、iPod touch をひょんないきがかりで買ってしまいました。友人がふと勧めた一言でその気になり、その日のうちにヨドバシに行って買ったので、友人たちに、「え? もう?」と呆れられました。こういう決断はとっても早いのです。ほとんど迷わない。たぶん、お金が私の傍にはいたがらないんでしょう。入って来ても、すぐに出て行くようになっています。上述の友人にはこう言われています。「宵越しの金は持たねぇ、って感じで、潔いよねぇ」と。こうして、金離れの良い者は、貧乏になるのです。WANに払おうと思っていた年会費も、こうして消えていきました。m(_ _)m

 iPod touchは、Wifiと接続してからインターネットに接続するので、3G回線で常時つながっているスマホに比べてどうしても遅いのです。でも、iPhoneに切り替えると、また毎月の契約料を払うことになりますから、いくら何でももう無理。で、大きなタブレットが欲しいときはiPadを、ポケットにつっこんで出掛けたい時はiPod touchを、Pocket Wifiと一緒に連れ歩いています。iPadとiPod touchとはiCloudでデータを共有できるので、これは結構便利です。

 ただし、先日の外出では、Pocket Wifiのバッテリーが切れ(4時間しか持たないのです)、無意味な物体と化し、iPod touchは単なるmp3プレイヤーになり下がり、何をしていることやらと、情けなくなりました。それで、バッテリーチャージャーも持ち歩こうと決めたのですが、荷物を減らしたいというもう一つの欲望は、完全に犠牲になりました。

バッテリーチャージャー。これの充電を忘れると、目も当てられません。ケーブルの先にはいろいろなタイプの機器を接続することができます

 さて、おそらくスマホを活用して、パソコンと同じようにインターネットにアクセスしている学生達。「Yahoo! 知恵袋」や「教えて! goo」などが、グッと身近になったのだろうと推測しています。

 授業中のレポート提出の時も、インターネットが活躍したようです。先日、婚姻制度やDP法(ドメスティック・パートナー法)についての授業の最後にレポートを書いて貰ったら、呆気にとられる記述に出会いました。DP法とは、動的計画法なんですって。コンピューター科学の分野で使われる手法のことなんですって。これをどうやって婚姻制度と結びつけたかと言うと、、、いえいえ、結びつくわけもなく、ただ、空しくその部分だけ浮いていました。たぶん、授業を聞いていなくて、レポートを書く段になり、資料に登場するDP法という用語に困ってスマホを使ったのでしょう。私もパソコンで検索してみたら、一番にWikipediaが登場して、上記の解説がありました。こういう珍レポートは、たいてい男子学生から出てきます。

 パソコンにせよ、スマホにせよ、インターネットを活用する時は、授業との関係を考えるように、と、指導しないといけないのかなぁ、、、。いえ、先に、コンピューターの授業じゃないと、教えておくべきだったかなぁ、、、。本来、授業をちゃんと聞くように、ということなのですが、それはいつも言っているし、、、。やれやれ、、、。

カテゴリー:パソコン事始

タグ:インターネット / パソコン / スマホ