2013.08.08 Thu
日本軍「慰安婦」問題解決のために、わたしたちにできること 岡野八代
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.今わたしたちは、2000年12月に東京で開催された、「日本軍性奴隷制度を裁く「女性国際戦犯法廷」」から10年を迎え、また、第二次世界大戦中において、日本軍が「慰安所」制度という名の下で、多くのアジア女性に対する深刻な人権侵害、戦争犯罪を行っていたことを認識するきっかけとなった、金学順さんの告発から、20年を迎えようとしています。
右の方清子さんの新聞記事にもあるように、2000年以降「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を提出してきた民主党が政権についた際、被害女性をはじめ、この問題に対して政府が法的・政治的解決案を出すことで、元日本軍「慰安婦」にされた方々の尊厳が解決されることを願ってきた人たちは、女性に対する暴力の不処罰の歴史に、ようやく新たな一歩が踏み出せることを期待しました。不処罰の歴史を変えようという動きは、市民のあいだに広がり、それは、各地方議会での意見書採択へとつながってもいます。
WANでは、2010年年末年始を、日本が抱えるこの大きな歴史的問題をみなさんと一緒に考えるために、「慰安婦」特集を組むことに決めました。また、12月には東京と京都において、以下のような国際シンポジウムも開催されています。

← 東京で開催される国際シンポジウム
12月5日(日曜):東京外国語大学にて
「「法廷」は何を裁き、何が変わったか~性暴力・民族差別・植民地主義~」
京都で開催される国際シンポジウム →
12月19日(日曜):立命館大学にて
「バックラッシュ時代の平和構築とジェンダー――「女性国際戦犯法廷」10年を迎えて--」
なお、日本軍「慰安婦」問題に関して、他の方にもぜひ読んでもらいたい、みなさんの心に残る著書についての簡単な紹介を、B-WANにご寄稿ください。お待ちしています。いただいた記事は、B-WANのイチオシにて紹介していきたいと思います。
なお、この記事は、2010年12月1日に公開されたものの再掲です。
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