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都知事選の争点「脱原発」を考える映画『100,000年後の安全』が無料配信決定(1月22日~2月10日)

2014.01.22 Wed

100000_dvd_ジャケット来る2月9日に投票が行われる東京都知事選を前に、争点となっている「脱原発」問題を考えるドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(吹き替え版)が、You Tube上で無料配信されることになった。配信するのは2011年4月に同作品を公開したアップリンク。選挙期間中に限り、日本語吹き替え版が全編、無料配信される。
映画『100,000年後の安全』
マイケル・マドセン監督
(2009年/79分/デンマーク, フィンランド, スウェーデン, イタリア)
日本語吹き替え版ナレーション:田口トモロヲ

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【映画配信ページ】こちら
【配信期間】2014年1月22日(水)正午12時~2月10日(月)正午12時
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原発から生まれる高レベル放射性廃棄物の処理をめぐり、未来の地球の安全を問いかける問題作。
フィンランドでは脱原発国ではない。現在、4基の原子炉が操業中で今後2基を建設予定、総発電量のうち原発による電力は約30%。そうした現状の下、世界で初めて、高レベル放射性廃棄物(いわゆる「核のゴミ」)の地下処分場選定を最終決定した国である。

100000_img_04_オンカロ入り口

地下処理場、通称「オンカロ」は2020年に操業開始を予定。最大9000トンの核のゴミを収容できる。原子炉1基からは年間約20トンの核のゴミが排出される。今後建設予定の2基を含め、合計6基の原子炉で50~60年間運転する場合に発生する量の受け入れに対応できるという。
日本には50基の原子炉があり、現在すべて運転停止中。これまでの核のゴミはすべて地上に保管。(写真左:オンカロ入口)

監督マイケル・マドセンは、次のようにのべる。
「オンカロの取材をしたとき、学者たちに『高レベル放射線廃棄物処理場が作れない国があるとしたらどこか』という質問をしました。その答えは日本でした。現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われていますが、地層処理場ができないのに原子力を持っている国である日本は、火山があり地震があり、常に地層が安定していません」
小泉元首相は本作を見て、フィンランドを訪れ、上記施設等を視察。「脱原発」に路線を切り替えた。
★DVD『100,000年後の安全』発売中 詳細はこちら

【DVD特典】
☆視覚障害者対応日本語音声ガイド付
☆DVD封入特典:劇場パンフレットダイジェスト版(24Pフルカラー)
イントロダクション―未来のみなさんへ―/プロダクション・ノート/監督インタビュー/オンカロとは─フィンランドにおける最終処分場のサイト選定経緯─/放射性廃棄物に関する基礎知識/あとがき(アップリンク社長・浅井隆)


カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 脱原発に向けた動き

タグ:脱原発 / ドキュメンタリー / 原発 / フィンランド