2012.12.16 Sun
2011年11月、原発事故から7ヶ月。福島県白河で「水俣展」がひらかれた。
水俣で水銀がばらまかれはじめたのが昭和7年、今だ水俣病は解決しておらず、新たな劇症の患者が見つかることすらある。「福島は今、昭和7年の段階なんです」
水俣展を原発事故前から準備してきたアウシュヴィッツ平和博物館学芸員・吾妻さんはそう言った。
会場を訪れる観覧者には泣く人もいたという。
事故後、半年あまりでタイムリーに開催されたこの展覧会は、しかし、震災前から企画されていた。
福島アウシュヴィッツ平和博物館館長・小渕真理さんは、アウシュヴィッツに関わり、
水俣展を企画してきたご自身の活動の原点を、「差別ですよね」と語る…。
voiceswan(wanビデオ班)で原発を扱うスタンスの、原点になった取材です。福島と東京の距離そのものも、取材しなければいけないのだと、そう感じました。どうぞ、ごらんください。
「頭のいい奴のいうことを聞いてると、いいようにされてしまう。東大卒はおっかないね」
「手をつないでね、しっかりやらないとダメだね」
来場者の発言が光ります。
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