2010.08.16 Mon
東京特別試写会
『円明院窶狽X5才の女僧によれば』(共同制作/共同監督タハラレイコ&上杉幸三マックス)
〇日時;2010年8月18日(水) 18:30上映(18:15pm開場)
〇会場:中野ゼロ視聴覚ホール
東京都中野区中野2竏窒X竏窒V
JRまたは東京メトロ東西線の中野駅南口から徒歩8分
地図 http://www.nices.jp/access/zero.html
〇料金:¥1000 (定員100名)
〇お問い合わせ: info@mrex.orgまたはテス企画03-5991-3486 begin_of_the_skype_highlighting 03-5991-3486 end_of_the_skype_highlighting begin_of_the_skype_highlighting 03-5991-3486 end_of_the_skype_highlighting
*来春東京から順次劇場公開予定
詳細 www. mrex.org
<あらすじ>
ー瀬戸内の造船の町とともに生きた老尼僧の人生の物語ー
香川の農家から7歳で寺に里子に出され、18歳で単身瀬戸内海を渡り、造船の町岡山県玉野市宇野の歴史とともに歩みながら、真言宗寺院・円明院を建立した老尼僧、小川貞純(おじゅっさん)。僧侶に女も男もない、と彼女は言った。しかし、選んだ後継者は若き尼僧だった。彼女はどんな思いで女性として僧侶として生きたのか。
作り手は、玉野市に生まれおじゅっさんのお経を聞いて育った上杉幸三マックス(共同監督/作曲)と、彼とニューヨークで出会い結婚を通じておじゅっさんと知り合ったタハラレイコ(共同監督/脚本)。タハラ監督の一人称の語り口で、夢を追って海を渡った自分達の歴史をおじゅっさんの人生に重ねながら、母として妻として女性として自由や独立、幸せのヒントを、語られなかった彼女の気持ちの中に探して行く。 制作9年の渾身の作。
<監督から>
最初、おじゅっさんの人生は、お供え餅みたいだと思った。誰にも触られず、そのまま固くなって…。でもおじゅっさんは自信に満ちて、自由であるようにも見えた。 アメリカに渡った私なんかよりずっと自由かもしれない。 同じ女性として生きる上でのアドバイスがほしくて、おじゅっさんのお餅のアンコの甘さが知りたくて、彼女の気持ちを探す心の旅を映画にしたら、お寺さんからは縁を切られ、高野山総本山から上映中止のクレームが。
私たちが見た事、そんなに隠さなければいけないことなのでしょうか。一応仏教国の日本、皆知っていた方がいいと思うんですけど… いや、もう知っていることかもしれないけど….
<レビュー & 推薦の言葉>
“人生がここにない何かを探し求める旅だとしたら、映画もまた、不在の何かを見つける為の小旅行である。『円明院』を観れば、そのことが確信できる。しかも、この小旅行は、思わぬ展開を遂げるミステリーツアー!私は、映画と一緒に「おじゅっさん」の謎を追いながら、いつの間にか、私自身の人生の謎解きを始めていた。” ー土屋豊 映画監督( 雨宮処凛主演『新しい神様』、『Peep “TV” Show』等)
“星々を遠く眺め、静かに光る孤高の月。円明院・貞純とは、そんな女性ではなかったか。(中略)一度、お会いしたかった……。そう思いながら夜の街に歩み出すと、白く円い月が、はるか頭上で笑っていた。” ー向後友恵 映画評論家
”この知られざる世界にすーっと踏み込んで行って、大変なことを焙り出しましたね。 その力強さに圧倒された後、一抹の不安が残りました。宗教関係者から上映中止の抗議があると知って、やはり・・・と、思っています。” ー出光真子 映像作家
“ある意味ポートレート、ある意味探偵小説、ある意味文化・宗教思索、そしてある意味瞑想的自己探求の旅...95才の女性住職、小川貞純の過ごした独自の時、人生、またそのレガシー(次世代への遺産)と、家族と共にアメリカに暮らす日本人女性映像作家タハラレイコの頑固一徹に放浪する好奇心、その二つが深く共鳴しながら繋がり、一本の糸が紡がれていくところに、映画『円明院』の面白さがある。(中略)ミステリー、不思議なニュアンス、慈愛、そして深い畏敬の念が、共同監督のマックス作曲による素晴しい音楽とともに綴られたこの映画『円明院』は、長年僕が見た中でも最も創造力に富んだ手法、語り口のドキュメンタリーの一つだ。” ーアラン・ベルリナー 映像作家(NY映画祭、サンダンス映画祭など出品・入賞多数)
”この長編実験映画を通して見えてくるのは、日本仏教の現実と女性のあり方についてのある非凡な洞察である。それにも増して、1つの伝記物語がムラカミ小説に値するほどの紆余曲折を経て、次第にサスペンスに満ちたミステリーへと変容していくのが面白い。 映画『円明院』は幅広いオーディエンス、日本文化、女性学、宗教学、文化学の専門家から、回顧録や伝記、実験映画の愛好家までを魅了するだろう。しかしこの作品について最も特筆すべきは、作家の感性を味わいたい、という程度の期待で見始めた聴衆の度肝を抜く、その楽しい裏切りの仕組みであろう。” ーデオドラ・ボイル ドキュメンタリー研究家・大学教授
ハワイ国際映画祭上映
岡山映画祭/岡山映像祭上映
(artemisk)
カテゴリー:おすすめ情報
タグ:フェミニズム / ジェンダー / ドキュメンタリー / タハラレイコ / 円明院~5才の女僧によれば