アートの窓

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dislocate:「mediActions」メディアによる活性化(~2010年11月13 日・東京)

2010.10.18 Mon

名称:dislocate:「mediActions」メディアによる活性化

日程:2010年9月26日~11月13日

会場:3331 Arts Chiyoda:B1Fマルチスペース・1FギャラリーB

www.dis-locate/mediactions/

★★★★★(主催者からの案内)★★★★★★★★★★★★★★★★★★

あなたはなぜ行動しないのか?

私たちを取り囲むメディアによって、民主主義・言論の自由・市民権利はどのように変化していくでしょうか。ディスロケイトは地域に根 ざした参加型のイベントを通して、メディアテクノロジーの役割について考え直す機会をつくります。

今回のディスロケイト「mediActions」では、インド・中国・インドネシア・日本のアーティストを6週間のアーティスト・イ ン・レジデンス・プログラムに招待します。レジデンス期間中アーティストは互いに協力し、イベントの参加者とアイディアや スキルを共有し、コラボレーションを行います。メディアを通してどのような社会参加が可能か、またどのような変化をおとす ことができるのか、アートという媒介を通し考察していきます。または、セクシャルマイノリティ・ジェンダーの多様性/あり方/問 題及び性的・ジェンダーのステレオタイプに関する問いなど一つのテーマとして扱います。世界的にみても特殊な文化環境である秋葉原 と、その秋葉原に生まれた新たな東京のアートの拠点である3331 Arts Chiyodaでの今回の
開催は、ディスロケイトにとって、絶好の機会となりました。

今週また3331 Arts Chiyodaでいろいろなイベントを開催しますので、以下の詳細をご覧いただければ幸いと思います。

10月16日 dislocateワークショップシリーズ

10月16日 「fused femmes」ライブイベント:annayamada,u+uco,増田翠, GOGOJ

10月17日 「ジェンダー・セクシュアリティの媒介」ディスカッション:akaboshi,
伊藤悟, 三橋順子

10月17日 「you and me, us」上映会:akaboshi, 山本兵衛, タテナイケンタ, 棚田清, 宍戸幸次郎, Jin Yoon Kyoung

会場:3331 Arts Chiyoda www.3331.jp

お時間ありましたら是非お越しください。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

太田エマ

www.dis-locate.net

www.inter-play.org

www.eonsbetween.net

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dislocateワークショップシリーズ 参加者募集中!

3331 Arts Chiyoda B1F マルチスペース www.3331.jp

2010年10月2日・9日・16日・23日・30日 14時~18時 無料

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アーティスト:Jasmeen Patheja (インド), Prilla Tania (インドネシア)、Jie
Sheng(中国)、山岡佐紀子(日本)

www.dis-locate.net/mediactions/

メディアテクノロジー・公共空間・市民運動との交点を探究することを通してmediActionsは新技術による社会・政治変動の活 性化という思想を問います。民主主義や市民社会への参加を与えるというネット・メディアのビジョンは不可能な理想郷を産みましたが、メ ディアの装置が私たちが住んでいる具体的 な空間において新しい階層を構築するとともに参加性とア
クションの可能性を発見できるでしょうか。

こうした質問を基づいてmediActionsは6週間のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムにおいて中国・インド・インド ネシア・日本 のアーティストとのコラボレーションプロジェクトを開
催し、メディアテクノロジーを媒介して新しい社会活性化、新しい公共空間のあり方が可能になるのか議論していきます。

このプログラムの中心になる活動では参加者・通行人とのインタラクティブなワークショップを通して、プレゼンテーション・記録・作品 を作ります。

ローカリティとしての「秋葉原という地域」はどんな場所でしょうか。

記憶と未来、表と裏通り、イメージと実際、土地柄、魅力をアートの嗅覚を使って調査します。

東京で最も有名で、個性の強いこの町の魅力と課題を、創造的に考えてみます。

公共空間とは何か。そもそも「公共」は実際に存在するのでしょうか。

日本における公共=パブリックの意味は、どんな意味に理解されているでしょう。

私たちは、アートの方法で、公共空間の可能性を開いてみたいと思います。

テクノロジー(技術)は私たちをどう豊かにしたのでしょうか。

道具、技術の進化は、私たちの行動や想像力は、領域を広くしました。

21世紀に入って、アートという技術、表現、可能性、期待が変わってきました。

記録/作品は、10月31日~11月13日に3331展示されます。

<参加方法>

メールにてお申し込み下さい。

メール送信先: info[at]dis-locate.net

件名に「dislocateワークショップ」と明記の上、本文に下記内容を記入してお知らせください。

氏名・ふりがな・携帯電話番号・メールアドレス・参加人数・参加日

当日でも参加可能ですが、なるべくご予約いただけると幸いです。

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「fused femmes」 10月16日 19時~21時 入場料:1000円

3331 Arts Chiyoda www.3331.jp B1F マルチスペース

www.dis-locate.net/mediactions/

annayamada・u+uco・増田翠・GOGOJ

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mediActions最初のライブイベントは、4組の女性エレクトロニックエクスペリメンタルアーティストによるパフォーマンスで す。

ヒューズをとばす女性たちの力。メディアテクノロジーの世界は男性の世界だけではなく、女性たちもまた指導的である。

今回mediActionsでは「メディアとジェンダー」がテーマのひとつとなっています。メディアとジェンダー、そしてテクノロ ジーとの関係をどのようにとらえ、行動すべきか。

メディアを介した彼女達のパフォーマンスは、それらの問題について刺激的な示唆を与えてくれるでしょう。

annayamada

12/24東京生まれ O型

音楽家。

女子二楽坊の電子ユニット、コマイヌでLive三昧を謳歌

フジロックや渚など出る

近年は機材をいっぱい持ち込んで一人でライブしたり

誰かとライブしたり 誰かの曲で歌ったり 音楽を作ったりしている

現在ソロアルバムをゆったり製作中

2007年hidenobu itoプロデュース「Depaysement」リリース

2008年10月 コマイヌ「コマイヌで。」リリース

2009年RiowAraiプロデュース「R+NAAAA」にvoで参加

HP:www.annayamada.net

u+ucoは、u (ユー:長谷川優)と uco (ユーコ:石黒ユウ子)の二ッポン人女性2人によるユニット。

バーコードを物ではなく自身と観客の身体に貼り、無作為にスキャンして音楽を鳴らすパフォーマンスを只管続けている。

情報管理のためのバーコードを未管理のまま状況を起こすことだけに用いて、

スムーズであること、情報を正確に扱うこと、管理しえることとは別のバランスで存在する状態・関係をパフォーマンスでつくっている。

u+uco3周年の際にはデリバリー形態でのライブ活動も行っていた。

http://www.myspace.com/uanduco

石黒ユウ子

http://uuucococo.com/

増田翠

GOGOJ(Jie Sheng)

2005年フランスのEcole supérieure des arts décoratifs de Strasbourgでビデオアートを研究。ZKM というドイツの名高いメディアインスティチュートやイギリスのISIS Artや香港のメディアアートフェスティバル
microwave festivalで作品を発表している。メディアアーティストとしてビデオ・サウンド・パフォーマンス・インス タレーション・VJの作品を作っています。そうしたメディアを通じて観客を現実と幻想との空間へと導き、不安を意識させようとしま す。

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「ジェンダー・セクシュアリティの媒介」10月17日(日)14時~17時 入場無料

3331 Arts Chiyoda www.3331.jp B1F マルチスペース 101-0021 東京都千代田区6-11-14

www.dis-locate.net/mediactions/

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モデレーター:akaboshi ゲスト:伊藤悟・三橋順子

それぞれの人がジェンダーとセクシュアリティに対して様々な表現方法を持っていますが、どんな媒介を通せばそれをアウトプットできる のでしょうか。ジェンダーとセクシュアリティに対する思想はどのように構築されているのでしょうか。

何に影響されて構築されているのでしょうか。

マスメディアはひたすらステレオタイプの議論を続けているのでしょうか。

ネットや個人メディアは、実際にそういったステレオタイプの意見を越えているのでしょうか。

新しい技術を通して、ジェンダーとセクシュアリティの表現方法は増えているでしょうか。ネットのバーチャルな世界では本当に身体・差 別が超えられるのでしょうか。等々様々な問題点について、オープンに話し合う機会をつくります。どのような媒体でジェンダーとセク シュアリティのあり方に対する意識に関する情報を受け取っているでしょうか。どのような媒介を通じて、ジェンダーとセク シュアリティのあり方を表現できるでしょうか。どうやって社会を変えられるのか!

セクシュアルマイノリティ・トランスジェンダー・フェミニスト、それぞれの視点からディスカッションを行います。

伊藤悟

NHKのテレビ人形劇『ひょっこりひょうたん島』に魅せられ、ビデオ のない時代に必死に記録し、1990年代の同番組のリメイクに貢 献。その後、『ひょうたん島』にかかわる仕事を手がけ続
ける。「人間 の数だけ生き方がある」をポリシーに好奇心旺盛に活動中。著述業を核としつつ、翻訳に音楽評論、カウンセリングも手が ける。教育への提 言、特に英語教育の改革はライフワーク。英語
の個人指導にも熱心。法 政大学/千葉大学講師、千葉県教育委員会スクールアドバイザー、ひょっこりひょうたん島ファンクラブ会長、同 性愛者の生活を応援する NPO「すこたんソーシャルサービス」主
宰。『同性愛って何?』 『ひょうたん島大漂流記』など著書多数。

三橋順子

1955年、埼玉県秩父市に生まれる。性社会・文化史研究者。多摩大学・都留文科大学非常勤講師、早稲田大学ジェンダー研究所客員研 究員、国際日本文化研究センター共同研究員。専門はジェンダー/セクシュアリティの歴史、とりわけ性別越境(トランスジェ ンダー)の社会・文化史。著書に『女装と日本人』(講談社現代新書 2008年)、共著に『性の用語集』(講談社
現代新書 2004年)、『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部 2006年)、『性的なことば』(講談社現代新書 2010年)。主な論文に「往還するジェンダーと身体-トランス
ジェンダーの経験-」(講座・身体をめぐるレッスン第1巻『夢見る身体Fantasy』
岩波書店 2006年)など。

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「you and me, us」上映会 18時~20時 入場無料

ゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・トランスジェンダー、様々なセクシュアリティ・ジェンダーの様々のあり方を目指している映像作 品のスクリーニングプログラム。

「わたしが沈黙するとき」山本兵衛 18分

「東京のどこかで」タテナイケンタ 19分

「竜超の現代狂養講座 同性愛とテレビジョン」akaboshi 25分

「othello」棚田清 2分

「nakedyouth」宍戸幸次郎 10分

「ミョンジャ、泣くな。化粧が落ちる…」Jin Yoon Kyoung 10分

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