2014.05.23 Fri
第20回上野ゼミ
■テーマ:「『日本人の文革認識』と「翻身」概念を通して考える日中関係」
■日時:6月12日 午後6時~
■会場:デモクラTV御茶ノ水スタジオ(千代田区外神田) 定員約30名
*参加者には追って詳細をご連絡します。
■報告者:福岡愛子
WAN上野ゼミスタッフ、東京大学大学院人文社会系研究科研究員
著書に『文化大革命の記憶と忘却』、『日本人の文革認識』
訳書に『「日中国交回復」日記』
■対象文献:『日本人の文革認識――歴史的転換をめぐる「翻身」』(新曜社、2014年)
*今回のゼミは、書評セッションとしてではなく、2011年の第一回上野ゼミで発表した論文が博論として受理され、今年『日本人の文革認識』として出版されたのを機に、その報告会という形で行います。
著者自身が報告者兼コーディネイターを務め、まず同書の概要と出版後の評価などについて述べ、今回のゼミの方向性について問題提起します。その後、以下のお二人に同書が提起する「翻身」概念と分析枠組みの有効性・応用可能性についてコメントしていただきます。
文革の時代を知る人も知らない人も、日本における対中観や文革認識の変遷を通して、歴史的な認識転換を契機とした根源的・個人的変化=「翻身」について、より広く語り合う機会にできればと思います。
文革後の中国が、「脱文革」・「改革・開放」へと大きく転換して急成長し、日中関係が逆転した結果、従来の「親中派」の間にさえ反中意識や脅威感が生まれているという現状をどう見るか。そのような議論においても有効な観点が探れるかもしれません。
■コメンテイター:岡田充
元共同通信の香港・モスクワ・台北支局長
現在は共同通信客員論説委員、桜美林大学非常勤講師
慶応義塾大学法学部学生だった1967年と1968年に、日中友好学生訪中団「齐了会」メンバーとして中国を訪問
著書に『尖閣諸島問題――領土ナショナリズムの魔力』(蒼々社、2012年)など
■コメンテイター:飯島幸子
東京大学大学院人文社会系研究科研究員
2013年3月に博論「旧東ドイツ社会科学者が経験した「統一」――ベルリン・フンボルト大学における事例研究――」で博士号取得(社会学)
★ゼミへの参加申し込みはこちらから。
6月12日開催のゼミと明記してください。
★いつものような懇親会は予定しておりません。
参加人数が確定した時点で、なんらかの形の「延長戦」を提案する予定です。
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