2011.09.20 Tue
【朝日カルチャーセンター★受講生レポートNO.10】「日本のフェミニズム」
★日本のフェミニズム:第6回/『ジェンダーと教育』★2011/9/17 天野正子先生
≪シリーズ日本のフェミニズム~ジェンダーと教育≫
「一度教育によって植えつけられた男女差別的意識は、変更が難しいのでしょうか。
学校教育の場が変わってきても、社会にはかつての教育を受けた際に身につけてしまった人たちが大勢います。
たとえば同期入社でも、男性の名前を先に、女性の名前を後に無意識に書いている現実があります。
上司も意識を変えようと努力しているようですが、「女性を区別して見るのは変えられない」そうです。」(30代)
「内容的には知っていることが多かったですが、わかりやすくまとめてくださったのでよかったです。
先生ご自身のご体験も興味深くうかがいました。」(40代)
「小学校に入学したばかりの頃、担任の中年男性教諭に「男子同士は○○君と呼んでもいいが、女子は男子を○○さんとさん付けで呼ぶように」と指導されました。
子供心にその時感じた違和感が、私がフェミニズムに関心を持つようになった原点になっていると思います。
教育とジェンダーは本当に深い関係にあると、今日あらためて強く感じました。」(40代)
「今、息子夫婦に子供が生まれ、そこにかかわりながらすったもんだしているのですが、自分のジェンダー目線に気づかされました。
息子は料理ができない、育休が取れないのをおばあである私が支援せねばという意識で手伝おうとしていたのはまちがいであったと思いました。
息子に家族をマネジメントせよとか、髪の毛切ってすっきりせよとか言っていましたが、つれあいと息子が話し合いながら、ぶつかりながらのぐちゃぐちゃでこぼこが大切と思いました。
スウェーデンのエンカレント教育には興味を持ちました。」(50代)
「30年前とくらべて多くのことが変化した一方で、男性優位の社会のもどかしさを感じる気持ちは変わりません。
どこから何をはじめたらいいのか……」(60代)
カテゴリー:拡がるブックトーク2011
タグ:女性運動 / 本 / 朝日カルチャーセンター / 受講生レポート / ジェンダーと教育 / 天野正子 / ジェンダー目線 / エンカレント教育 / スウェーデン
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