2011.12.08 Thu
朝日カルチャーセンター★受講生レポートNO.15】「日本のフェミニズム」
★日本のフェミニズム:第8回/『表現とメディア』★2011/12/3 井上輝子先生
≪シリーズ日本のフェミニズム~表現とメディア≫
・ 井上輝子先生の講座は2回目でした。
前回にも感じたことですが、とても落ち着いた感じで、わかりやすい講義からたくさんの新しいことを知ることができました。
公的な場での女性の表現行為の禁止・妨害が法的に定められていたことや、山川菊栄さんという人を初めて知ったことなど、有意義な時間をすごすことができました。ありがとうございました。(30代)
・ 井上先生らしい誠実な講義でした。
レジュメもきちんと作っていただいて、助かりました。
質問者から現実の小学校では言葉の男女差はほとんどなく、女性教師からも命令型の発言が行われているとのこと。
これは女性の言葉づかいの制約からの解放として歓迎されるべきことなのでしょうか。そこに疑問がわきました。
たぶん、言葉づかいは、抑圧的な言い方から解放されるべきなのではないか。
むしろ男性教師も依頼型になるべきなのではないか。
そうすると女性教師が命令形を使うようになったことは、ある種、児童・生徒との関係において退歩といえるかもしれないなと感じました。
女性の制約からの解放が、別の抑圧につながるとでもいいましょうか。(50代)
・ ていねいに順序だてて説明していただき、わかりやすかった。
ただ、記者・女性キャスターなど実際に実力を問われると、まだまだ養成されていないという女性側の問題はないだろうか。
それともこれも、男性社会に影響された見方なのか?(60代)
自称詞の話で、「~ちゃん」から「私」へ変えていく時の気恥ずかしさのうらに、女性らしさを同時に求められるから、という説明は目からうろこでした。(30代)
・ ニュースキャスターは比較的男女が同じくらい登場するようになったという話がありましたが、民放の「女子アナ」の扱いは、まだまだ「若さ」「美しさ」重視だと思います。
NHKでもお天気キャスターは女性に限っては技術的な面より、外見的な面が重要視されているように感じています。(今販売されているかはわかりませんが)NHKが女性のお天気キャスターの写真カレンダーを販売していたのはショックでした。努力して資格を取得しても、グラビアアイドル扱いとは……。(30代)
カテゴリー:拡がるブックトーク2011
タグ:女性運動 / 本 / 井上輝子 / 朝日カルチャーセンター / 言葉の男女差 / 表現とメディア / 受講生レポート / ニュースキャスター
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