
WAN基金は4年前から継続してきましたが、今年度新しく運用体制を整備して再スタートすることにしました。
現理事長、上野千鶴子さんの2012年度朝日賞受賞で受け取った副賞500万円のご寄付を受けてスタートしたWAN基金。年間100万円×5年間というお約束でしたがその5年目が近づいておりました。
朝日賞受賞についてはこちら
そこに寺町知正さんのお姉さま、寺町尚子さんの相続財産から、女性の活動を支援してもらいたいというご遺志を受けて、2年間で1千万円という高額の遺贈を受けました。
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WAN基金は女性の活動にお金がまわるしくみをつくろうと願ってきました。助成事業とプロジェクト指定寄付のふたつの方法があります。これまでドキュメンタリー映画『何を怖れる』への支援やWANミニコミ図書館への収蔵資料の各団体への電子化費用助成、また脱原発団体との共催イベント、怒れる女子会への助成などに、みなさまからのご寄付をいただき、かつ助成金を支出してきました。
女性の活動を支援してくれる基金は多くありません。公的助成は行革のもとで期待できなくなりましたし、一定の財源をもとに運用利息で運営するタイプの基金は超低金利時代に成立しなくなり、ほとんどの財団は基本財産に手をつけて期限つきで運用しています。多くの女性たちを励ました藤枝澪子基金(2013年〜2015年)は昨年で事業を終了しましたし、竹村和子フェミニズム基金(2012年-2020年)もあと5年で終了の予定です。
その空白を埋めるべく、両基金を引き継ぐような体制をつくりたいと切望しております。
今後、サイト上のWAN基金募集の告知にご注意くださり(締切は随時から年3回に変わります)、積極的に応募してくださることを期待しております。WAN基金が女性の活動を応援し、後押しする役割を果たすことを念じています。
2015年4月1日
WAN基金運営委員会
委員長 養父知美
委員 上野千鶴子・渋谷典子・伊田久美子・寺町みどり・中西豊子
WAN基金新体制!スタートについては、こちらから。
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