
必読書。革命の書である。人生には、他者へのケアが必要だ。
子供の時も、病気の頃も、弱っている時も、そうでない時も。
アン=マリー・スローターによる次の社会変革のガイドブック。
──アトゥール・ガワンデ(医師・作家『死すべき定め』著者)
男女平等だけでなく職場の未来図をありありと描き出している。
家族のために時間をとった才能と教養ある大勢の女性は人材の宝庫だ。その宝の山を開拓することの重要性を、スローターは示している。
──エリック・シュミット(Google元会長)
働く女性が増え、共働き世帯が主流となった今も、育児・介護など家庭での役割を担い、仕事との両立に悩んでいるのは圧倒的に女性です。一方で、家庭での役割に参加したくても、それができずにいる男性も少なくありません。この状況を変えていくには、私たちが、育児・介護などの役割を女性だけの問題とせず、職場や家庭、そして社会の問題としてとらえなおす必要がある、と著者のスローター氏は主張します。
長時間労働や性別分業がなくならない職場をどう変えていく? フレックス勤務の落とし穴は? 企業は多様な人材をどう活用・評価すればいい? 今私たちに求められる意識改革とは?
外交の専門家として輝かしい経歴を持つ著者が、女性の働き方/生き方についての本を書いたのは、彼女自身がホワイトハウス高官として活躍しながら、問題行動を起こす思春期の息子の育児を優先させるために、夢にまで見たその職を辞するという経験をしたことにありました。
仕事と家庭のバランスの問題を「男性/女性」の対立ではなく、人類の発展を駆動してきた「競争」と「ケア」という二つの視点から読み解き、理念と現実課題とのバランスを重視した現代のフェミニズムの金字塔ともいえる本書を、ぜひご高覧いただければ幸いです。
※ベストセラー翻訳家・関美和氏の見事な翻訳、働く女性から絶大な支持を集める篠田真貴子さんの解説も一読の価値ありです。
★「エコノミスト」「フィナンシャルタイムズ」ほか各紙絶賛
★ヒラリー・クリントン、エリック・シュミット(グーグル元CEO)推薦
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