『世代の痛み』(中公新書)から、問題提起へ
秋晴れの11月5日、東洋学園大学フェニックスホールにて、シンポジウム「団塊ジュニアのおカネと老後」が開催されました。
10月に中央公論新社から出版された『世代の痛み―団塊ジュニアから団塊への質問状』(上野千鶴子・雨宮処凛 著)を手がかりに、まず、お二人のクロストークから、問題提起へ。
そして、解決の糸口として、3人の専門家が具体的処方箋を見出します。
・老後の資金源の一つである生命保険の活用について、東洋学園大学の畔上秀人教授
・親世代からの相続した不動産―時に負にもなりうる資産の活用方法について、青山学院大学の大垣尚司教授
・シェアハウスの可能性について、深い理論的知見と洞察をお持ちである日本大学久保田裕之准教授
参加者からの質問や提案をもとに、ファシリテーターの東洋学園大学の本庄加代子准教授がパネリストと会場をつなぎました。
さらに、本プロジェクトのリーダー、角田朋子氏からの宣言。
深まる秋……現実を見つめて「ザワザワ感」を抱えつつ、わたしたちの近未来を描くために、新たな一歩を踏み出す時間となりました。
ともに主催し、会場をご提供くださり、また、このページへの写真提供へのご協力をいただいた東洋学園大学のみなさまに、この場を借りて、感謝いたします。ありがとうございました!
シンポジウムは、WANサイトにて映像公開を予定しています。
ご期待ください。
■ 渋谷 典子 ■
会場:東洋学園大学 フェニックスホール(1)
会場:東洋学園大学 フェニックスホール(2)
問題提起:韓国からのフェミニストとともに
全体討論(1)
全体討論(2)
プロジェクトリーダー 角田朋子さん
右から、雨宮処凜さん、本庄加代子さん、上野千鶴子さん
会場:東洋学園大学 フェニックスホール(3)
■ 開催概要
日時:2017年11月5日(日)13:00~16:30(開場12:30)
会場:東洋学園大学1号館2Fフェニックスホール/東京都文京区本郷1-26-3
https://www.52school.com/basic_information_2185/open_campus/access_01/
定員:200名 参加費:無料
【プログラム】
1.開会あいさつ:横山和子(東洋学園大学大学院 現代経営研究科 研究科長・教授)
2.問題提起:上野千鶴子×雨宮処凛 クロストーク
『世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への公開質問状』
3.問題解決の糸口:
①「『妻の退職金』の活かし方と世代間継承」 畔上秀人(東洋学園大学大学院現代経営研究科教授)
②「親の家って、負動産?」 大垣尚司(一般社団法人移住・住みかえ支援機構代表理事、青山学院大学教授)
③「ロスジェネ世代の生き延び方:シェアハウスからグループリビングへ」 久保田裕之(日本大学文理学部准教授)
4.全体討論:コーディネーター 本庄加代子 シンポジウム実行委員長(東洋学園大学現代経営学部准教授)
5.まとめ:宣言 角田朋子 「おひとりさまと女性のためのおカネ・シリーズ」プロジェクトリーダー(公認会計士)
主催:「おひとりさまと女性のためのおカネ」シンポジウム実行委員会、東洋学園大学大学院現代経営研究科
共催:認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)/WAN基金助成事業、日本マーケティング学会女性マーケティング研究会
後援:中央公論社
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