ご就任いただいた皆さまを、順にご紹介します。
四回目は雨宮処凛さん、戒能民江さん、加納実紀代さんです。






雨宮処凛(あまみや かりん)
1975年北海道生まれ。作家、活動家。バンギャ、フリーターを経て00年、『生き地獄天国』にてデビュー。以来、生きづらさの問題をテーマにしつつ、06年からは貧困・格差問題にも取り組む。著書に『一億総貧困時代』『「女子」という呪い』、上野千鶴子氏との対談『世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状』など多数。反貧困ネットワーク世話人。



戒能民江(かいのう たみえ)
お茶の水女子大学名誉教授、専門はジェンダー法学・女性に対する暴力研究。性暴力禁止法をつくろう全国ネットワーク・女性と人権全国ネットワーク共同代表。現在、婦人保護事業を根本的に見直して、新たな女性支援事業の枠組みを構築するための運動に、もっとも力を入れている。主著に、戒能民江編著『危機をのりこえる女たち-DV法10年、支援の新地平へ』2013、信山社など。



加納実紀代(かのう みきよ)
1940年韓国ソウル生まれで、日本の植民地責任を刻印されているが、一方では広島の被爆者でもある。こうした加害と被害の二重性の解きほぐしを願って、1970年代半ばに戦時女性史研究会を立ち上げ、20年がかりで『銃後史ノート』(全18巻)を刊行。以後も戦争、植民地、天皇制、核問題等をジェンダーの視点から問い続ける。著書に『女たちの<銃後>』、『天皇制とジェンダー』、『ヒロシマとフクシマのあいだ』(いずれもインパクト出版会)など。2011年まで敬和学園大学特任教授。

過去の紹介記事
①https://wan.or.jp/article/show/7749
②https://wan.or.jp/article/show/7754
③https://wan.or.jp/article/show/7764