![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51qI2XmZ9fL.jpg)
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/data.wan.or.jp/data/2019/03/08/9322b8aaec07f5a42cfe47af1663e8aa.jpg)
「病気にかかってつらそうな子ども」を見るのは、つらいものです。
それがまだ幼い自分の子で、寒い冬の真夜中だったりしたら、なおさらです。
お世話をする手が足りなくて、てんてこまいになっていると、自分のことまでかわいそうになってきて、じわじわと泣きたくなります。
ましてや、「だいじょうぶだよ」って言って安心させてあげたくとも、本当にだいじょうぶなのかどうかが、自分にもわからなかったりしたら、もう、叫びだしたくなっちゃうくらいの不安です。
ああ、今ここに、「だいじょうぶだよ」って言ってくれる、信頼できる他の誰かがいてくれたらいいのに。
そう思っていたあの頃の私に、結局、助けは現れませんでした。
だから、助けが来るおはなしを書くことにしました。
夜中に、ぐあいが悪くなった子どものところへ、さっそうと駆けつけてくれる、とても腕のいいお医者さん。やさしくて、かしこくて、ふかふかのモフモフ。それがローベルトです。
漫画家の五十嵐大介さんが、この上なく美しく、魔法に満ちた絵を描いてくださいました。また、小児科医の金子光延先生に、丁寧な医療監修をして頂いたおかげで、同じ病気にかかってしまった時の手引きとしても、本当に役に立てていただけるものに仕上がりました。
小学校中学年くらいの子の読み物として、もう少し小さいお子さんへの読み聞かせ用として、ぜひご検討ください。もちろん、子どもの本が好きな大人の皆さんにも。