2010.04.30 Fri
女性の声は映画をどこにつれていくのか?
国家の枠組みからも男性中心的な「まなざしの政治学」からも解き放たれ、女性の声を効果的に用いるディアスポラの女性映画作家(マルグリット・デュラス、トリン・T・ミンハ)の作品を再評価し、西洋白人男性中心主義的な映画史をジェンダーの観点から問い直す試みです。前半部でフランス植民地映画、ベトナム革命映画をとりあげ、ネイションとジェンダーのあやうい関係について考擦し、後半部のディアスポラの女性映画作家論と対比させています.
特に、女乞食の歌声と共に始まり、その歌声と共に終わる映画『インディア・ソング』をデュラスの文学作品世界、故郷喪失体験、母と娘の関係、政治性と照らし合わせて分析した第三部デュラス論を読んでいただけると嬉しいです。アジア喪失の瞬間を刻印する「絶望のワルツ」が聞こえてくるでしょう。
ひそかに映画化を切望しつつ記した箇所です。(著者 川口恵子)
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