NPO法人ロクマル(横浜市都筑区)では、60代を「ロクマル」、50代を「プレロクマル」と呼び、この年代からの起業・就業・活動支援や学び直し講座開催等に取り組んでいます。 2019年5月~7月の約3ケ月間、50代・60代女性を対象に、〈地域に仕事を創ろう、働こう〉をテーマとして、学び直し塾二期を実施しました。約30名の受講者を得て塾が修了し、地域社会参加へのスタートラインに立った塾生たちが一歩踏み出すことを後押しし、地域社会の力につなげていくためのフォローアップイベントを実施、報告いたします。 イベントは、「同世代女性の地域社会における多様な生き様を知った上で、自らの生き方を選び取り、動き出す」ことを目的としています。 学び直し塾修了生を含め、ロクマル世代からの働き方・生き方に関心の高い男女85名が参加。 〈地域に仕事を創ろう、働こう〉を実践する50代から80代女性たちの体験談を聞き、大いにイメージをふくらませてもらいました。 今後、諦めずに、それぞれのロクマルからの働きへと行動を起こす引き金となることを期待したいと思います。 ******************************************************************* 〈午前の部〉これまでとは違う新しい視点で100歳人生を考えよう〜老年学入門 〈午後の部〉女性たち、60歳からの30年間を思い切り生きようじゃないか! 2019年12月1日(日) 会場:アートフォーラムあざみ野(横浜市青葉区) *この事業は、WAN基金の助成を受けて実施しました ******************************************************************* ◆これまでとは違う新しい視点で100歳人生を考えよう〜老年学入門 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団主任研究員の澤岡詩野さんを迎え、100歳人生を生きるための糸口となるお話を聞きました。 70歳を超えた頃から徐々に活動範囲が生活圏におさまっていくため、「地元」に生きがいとなる活動を持てるかがポイントになってきます。豊かに年を重ね、社会の中で受け身ではなく主役として生きていくにはどうしたらよいか。 ご近所と緩やかにつながりを持ち、地域の中で役割を持つこと。 小さなことでもできること探し出して、長く続けていけるよう支えることが、自立支援となります。 自分の自立を考えるとともに、誰かの自立を支援することが100年時代には重要になってきます。 ▼その他、詳しいレポートはこちらをご覧ください http://rokumaru60.info/report-20191201-02 ◆女性たち、60歳からの30年間を思い切り生きようじゃないか! 午後の部、第1部は「地域に仕事を創ろう ~想いをソーシャルビジネスという形に」。 女性がんサバイバーのためのコミュニティ型SNSを立ち上げた上田のぶこさん(40代)は、ネガティブな経験を社会に役立つ価値に変えたいとビジョンを語りました。 高齢者のための居場所のあるシェアハウスを作った前田由子さん(80代)は、高齢者が互いを尊重しながら自分たちで暮らしを作ることを実践。地域にも施設を開放し、地域に支えてもらう関係も作っています。 第2部は、世界最高齢でアプリ開発をした、世界のまーちゃんこと若宮正子さんが登場。 まーちゃんいわく、80代も伸び盛り。いくつになっても始めるのに遅いことはない。ITは高齢者こそ積極的に学んで、地域や世代を越えて交流しようと呼びかけました。 その後、まーちゃんと、地域で活動する50代から80代の女性たちとのリレー対談。 高齢者の居場所づくりに取り組み、地域の若いお母さんや子どもたちとの交流する遠藤さん(80代)には、「ほっとする居場所づくりは80代だからこそできた。すばらしい!」とまーちゃんから賛辞が贈られました。 ▼その他、詳しいレポートはこちらをご覧ください http://rokumaru60.info/report-20191201