2021年2月20・21日 中島幸子・西山さつき講演会&学習会 報告
 講師 NPO法人レジリエンス 中島幸子・西山さつき
 熊野市文化交流センター

“くまのWAN”紹介
熊野の自宅を9時に出て 名古屋で新幹線“ひかり”に乗り換え(ジパング会員は“のぞみ“が利用できません)夕方 上野ゼミの会場へ到着 その日のうちに熊野へ帰れないので1泊。そんな紀南地方(紀伊半島の南 熊野市・御浜町・紀宝町)に女性グループ ”くまのWAN”があります。
2016年映画「何を恐れる」の取組で 上野千鶴子さんをお招きしお話を聞き 夜 温泉好きな千鶴子さんと南紀勝浦温泉で1泊したのが“くまのWAN”の始まりです。以来 月1回の集まりを持ってきました。”COOPみえ“のグループ活動の制度(会場費・活動費の助成)を利用して 市の文化交流センターで開催しています。参加者は5~8名。

 “パープルリボンくまの”主催 2月20日・21日中島幸子・西山さつき講演会&学習会
2017年信田さよ子さんをお招きして「愛情という名の支配」の講演会。2019年から“パープルリボンくまの“を立ち上げ熊野市と協働でパープルリボンの取組を始めました。その中で DVについての学習もしようと講演会&学習会を計画しました。NPO法人レジリエンスの中島幸子さん・西山さつきさんをお招きし「児童虐待とDV」の講演(ZOOMで)翌日「性暴力、その後を生きる」(DVDで)視聴、午後 学習会を開催しました。

講演会の感想より
・義母はDVを受けてきました。老いた今でも自分は幸せになれない、幸せを求めてはいけないとすりこまれてしまっています。義父はとっくに亡くなりましたが・・・人生を生きてほしかった、人生を生きてほしいと思っています。
・子どもから見た安全な大人、大人は安全で当たり前なのに子どもにはそう見えないことが今は多いことに驚いた。自分の行動を振り返ろうと思った。安全感、安心感を人は求めている。どんな時も暴力という手段をとらなくても方法はあるはずなのだと改めて思った。

スタッフの感想
・予想以上の人数が集まったのを目の当たりにして、コロナ禍にあっても人のつながりって大きいと感じた。また、「DV」「女性に対する暴力」という言葉が世の中に受け入れられてきていると感じた。
・関わったメンバー全員で作り上げたという達成感が大きかった。こんな感じ、久しぶりです。とても清々しかった。
・個人としては、新しいことにチャレンジさせてもらい、勉強させてもらったことに感謝しています。年齢を言い訳にすることなく、自分なりにチャレンジすることは生きていくうえで必要だと思いました。


WAN基金助成金事業があったからこそ
 正直なところ 一回目の上野講演会(参加者300名) 二回目の信田講演会(参加者150名)のように チケットを売って費用を作り出すことが イメージしぬくい課題(必要ではあるが重すぎる)と感じていました。そんなときWAN基金助成事業を知って踏み出すことができました。実質的な援助もしてくれるWAN 本当に心強い存在です。WANを盛り上げていきましょう。今回 2名がWANの会員になりました。 

後記 コロナ禍にめげずやってよかった
 11 12月「コロナを言い訳に中止も有り」と弱気になったこともありました。思いとどまれたのは 2020年の4月レジリエンスの学習会を2日間ZOONで受けたことでした。時間的にも 内容的にも重いものでしたが DVという生死に関わる問題を考えるのにふさわしいやり方だと納得しました。今回もその思いで 計画通りに進めることにしました。 本当にやってよかった。毎回どの講演会でもスタッフの予想以上の参加者がありますが 今回50名もの参加がありました。男性が多かったことも嬉しい。繋がり広がりを実感でき次への意欲が湧いて来ました。                       

次は 「中島幸子(実物)・上野千鶴子・小笠原文雄・信田さよ子・岡野八代・茶園敏美・シェリー・仁藤夢乃・雨宮処凛・川上未映子」 どなたに来ていただきましょう?