和光GF読書会は、2021年度前期活動として、5月から7月までに計11回のオンライン読書会を行いました。

  和光GF読書会 ある日の読書会画面

今期のテキストは、『21世紀家族へ―家族の戦後体制の見えかた・超えかた(第4版)』(落合恵美子2019有斐閣)です。家族社会学分野の基礎的な文献にも位置づけられる同書を読むことを通して、読書会メンバー各々に、日々の生活のなかで感じてきた「家族」に関する疑問について、より広い視点から考える機会を得ました。各章を読み進めながら、一人ひとりの経験談やコメントから見出せたのは、世代や家族状況、育った地域社会の特徴などによる「家族」の実情の違いでした。それらをテキスト内容と照らし合わせて考えることで、家族のありようを巡る規範と実態との齟齬を浮き彫りにできたようにも思えます。

読書会メンバーからは以下のような感想が寄せられています。
・生活に密着した問題なのに、理解していなかったこと、考えていなかったと思いました。
・家族の形態、変遷について私自身のことと結びつけて時代背景とともに学べたのは、興味深い体験でした。
・「家族」が永遠の謎であり、追究テーマである私にとって、今期の輪読は今後の思考の道しるべとなりました。
・女性の人生に深く関わる家族の問題について、皆さんの経験をうかがいながら、深く考えることができました。
・団塊の世代にとって、20〜21世紀への家族体制の変遷を学ぶことは、自らの体験を通して検証し、言語化していく作業でした。
・「家族の戦後体制」をどう超えていけるのかについて、皆さんの体験談から学ぶことも多く、楽しい時間でした。
・ワクワクして参加しました。個人的な事が実は社会の課題だとうなずけて嬉しかった。 また、いつも後悔する事ばかりですが、読書会での皆様の発言に力づけられていました。

7月下旬から9月下旬まで読書会は夏休みです。涼しくなった初秋の頃、読書会主催の井上輝子和光大学名誉教授をはじめ、みんなで元気に活動を再開できる日を楽しみにしています。