よるのいえ (大型絵本)
2011.08.26 Fri
よるのいえ (大型絵本)
訳者など:スーザン・マリー・スワンソン ()
出版社:岩波書店
夜の深い黒と、月も含めた灯りの二色で表現された版画の静けさが、まずすごいです。 短い言葉は、次のページの言葉へと連鎖していき、そのリズムが夜に時を刻んでいきます。「これはこのいえのかぎ。」「いえにか あかりが ともっている。」「あかりは べっどを てらしている」。「これはおうこくのかぎ/そのおうこくにとしがあり/そのとしにまちがあり」という形式のイギリス伝承詩に刺激を受け綴られた言葉です。そのシンプルな言葉にベス・クロムスの版画が想像力を乗せていくのです。見事。
カテゴリー:ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ
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