2012.12.21 Fri

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希望への扉 リロダ

訳者など:渡辺 有理子 ()

出版社:アリス館

ミャンマーからタイへの難民キャンプでの図書館活動を描いた物語。NGOのスタッフとして図書館司書育成に関わった渡辺の経験を基礎に描いています。従って意外な展開などはありませんが、物語や情報を伝えるツールとしての書物の力が伝わります。 子ども向けの話ですので絵本の話が多いですがそこで使われるのが『おおきなかぶ』などの古典的作品であることの意味を、書いて欲しかったです。 それが悪いという意味ではありません。絵本という広大な世界の入り口に、相も変わらずそれを置くことがふしぎだなと思うのです。現代の絵本も検討されたのだろうか? ミャンマーの子どもたちには、まず最初にどの絵本を手渡そうかと、どんな議論がなされたかをもっと知りたいのです。

カテゴリー:人文 社会 思想 / こども 教育 / しごと 労働 生き方 / 環境 グローバル / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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