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奈良

公開シンポジウム 「歴史のなかのセクシュアリティ―同性愛/性的指向の比較文化史」

イベントURL: http://ghaj.jp/info.html
主催者: ジェンダー史学会
主催者URL; http://ghaj.jp/
開始日時: 2013年06月08日 (土) 13時00分
終了日時: 2013年06月08日 (土) 17時00分
会場: 奈良女子大学文学系S棟2階S235教室
会場URL:
連絡先: a-gender@cc.nara-wu.ac.jp
登録団体:
パンフレット:
詳細: 公開シンポジウム 「歴史のなかのセクシュアリティ―同性愛/性的指向の比較文化史」

日時:2013年6月8日(土)13:00~17:00《入場無料/事前申し込み不要》

場所:奈良女子大学 文学系S棟2階S235教室

共催:ジェンダー史学会/奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター/ジェンダー法学会関西部会
協力:奈良女子大学女性研究者共助支援事業本部

託児システムあり(対象:生後3ヶ月以上)、1週間前までに下記問い合わせ先に、利用者自己負担。

詳細プログラム
13:00~13:05 開会挨拶・総合司会 野村鮎子(奈良女アジア・ジェンダー文化学研究センター)

13:05~13:30 三成美保(奈良女大学)「同性愛の位相-歴史学と法学のコラボから見えてくるもの」 

13:30~14:00 木村朗子(津田塾大学)「性愛を規制するものはなにか―摂関期宮廷社会の性の配置」
  
14:00~14:30 内田雅克(東北芸術工科大学)「ウィークネス・フォビアとホモ・フォビア」
  
14:30~15:00 谷口洋幸(高岡法科大学)「国連システムにおける同性愛/性的指向と人権保障の展開」
  
15:00~15:10 休憩(質問用紙回収)

15:10~15:30 コメント1 田野大輔(甲南大学)
 
15:30~15:50  コメント2 二宮周平(立命館大学)

15:50~17:00  討論 司会:長志珠絵(神戸大学)・鈴木則子(奈良女子大学)

終了後、茶話会を予定(参加費500円)

≪企画趣旨≫
 セクシュアリティは重要な人権の1つである。近年の国際社会では、ジェンダー主流化の流れに
即して性的指向にもとづく差別を禁止し、セクシュアル・アイデンティティを保障する動きが強まっ
ている。同性婚や同性間パートナーシップを合法化する国も増えた。しかしながら、セクシュアリティ
の権利を抑圧する差別や暴力が消えたわけではない。今回のシンポジウムでは、セクシュアリティに
関する多様な問題群のなかでも、とくに権利をめぐる変化が著しい同性愛の問題に焦点をあてたい。
セクシュアリティ規範は宗教や文化と深く結びついている。国家や共同体などの公権力もまたセクシュ
アリティの管理に強い関心を抱いてきた。セクシュアリティが婚姻や生殖(再生産)の問題とつねに不
可分だからである。しかしながら、キリスト教社会やイスラム教社会とは異なり、日本では異性愛主義
が法規範として貫徹されたわけではない。ただし、それは性愛や性的指向の権利を認めてきたことを意
味しない。今日の日本は近隣のアジア諸国と比べてもジェンダー主流化が著しく立ち後れ、セクシュア
リティの多様性を尊重する社会にはほど遠い。このような原因はいったいどこにあるのか。
 シンポジウムでは歴史学・法学・文学のそれぞれの視点から同性愛を含む性的指向や非異性愛の意味
づけについて論じ、将来への展望を拓くための手がかりを探りたい。

問い合わせ先:

奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
〒630-8506 奈良市北魚屋東町
Tel: 0742-20-3611 FAX: 0742-20-3612
E-mail a-gender@cc.nara-wu.ac.jp