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大阪

働き方改革をジェンダー視点で斬る~人間らしい働き方と生活( ディーセントワーク)は実現するのか?

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主催者: フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー
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開始日時: 2018年04月07日 (土) 13時30分
終了日時: 2018年04月07日 (土) 16時50分
会場: ドーンセンター大会議室3
会場URL: http://www.dawncenter.jp/top/index.jsp
連絡先: tnforum2013renraku★gmail.com(★ は@に)
登録団体: フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー
パンフレット:

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詳細:
フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー企画/ 働く女性の人権センター いこ☆る 協賛

シンポジウム
「働き方改革をジェンダー視点で斬る~人間らしい働き方と生活( ディーセントワーク)は実現するのか?」

◆ 基調講演 大脇雅子弁護士「働き方改革関連法案を斬る~ 規制緩和の変遷をふりかえって」
◆ シンポジスト 田宮遊子(神戸学院大学准教授)「 シングルマザーと日本の雇用問題」
◆ 報告 働く女性の人権センター いこ☆る「女性労働者の現場から」

日時:2018年4月7日(土) 13時30分 ~16時45分
会場:大阪ドーンセンター大会議室3
資料代:1000円(学生・非正規は700円)
※当日参加も可能ですが、 資料準備の関係上なるべく事前にお申込みください tnforum2013renraku★gmail.com(★ は@に)

 安倍首相は「今国会を働き方改革国会にする」「 70年ぶりに労働基準法を改正する」と宣言しています。 法改正の範囲は広く、 労働基準法や労働契約法など8本の改定案が一括提案されました。 これらの法案は、私たちがめざすディーセントワーク、 女も男も人間らしい労働と生活に近づくものでしょうか?「 日本を世界で一番企業が活躍しやすい国にする」 という首相の言葉に、ましてや、 裁量労働制をめぐる不適切データーをもとに進められていることに 強い疑問と危惧を感じます。

 均等法制定前後の80年代、 労働法の規制緩和がどんどん進み格差拡大の流れが深刻化しました 。これに対し、 鈴鹿市昇給差別裁判や日本初の新白砂パート裁判で戦われたのが、 大脇雅子弁護士です。大脇さんは参議院議員としても、 均等法制定にともなう労基法改悪やパート労働者の権利保障に尽力 されてきました。 政財界の戦略や規制緩和の変遷がもたらしたものを振り返っていた だき一括法案にどう立ち向かうかを考えたいと思います。

 シンポジウムでは、田宮遊子さん(神戸学院大学教員) から女性の労働と貧困、特にシングルマザーの視点で「 働き方改革」についてお話いただきます。また、 労働相談活動をされている働く女性の人権センター いこ☆るから労働現場の現状を報告していただき、 会場討論で深めたいと思います。

講師紹介
◆ 大脇雅子 プロフィール
 岐阜市出身。名古屋大学法学部卒。弁護士登録。労働・ 公害問題や家庭問題等、市民に密着した事案を数多く手がけた。 1992年、PKO法闘争のなかで、 砂川事件判決の裁判官だった伊達秋雄から「 今こそ憲法擁護の大事な時」と促されて出馬し、 2期12年間参議院議員を務め、護憲と共に男女雇用機会均等法、 パートタイム労働者の権利保護法、環境アセスメント法、 廃棄物処理法等の立法、改正に尽力した。
 主な著書 『働いて生きる―転機を迎えた女たちの選択』(学陽書房)/『 均等法時代を生きる―働く女性たちへの応援歌』(有斐閣)/『「 平等」のセカンドステージへ』(学陽書房)/『マサコの戦争(講談社)』/『 働く女たちの裁判』(共著、学陽書房)/『 女性のパートタイム労働―日本とヨーロッパの現状』(共著、 新水社)『共生・衡平・自律―21世紀の労働と社会システム』( 共著、ドメス出版)『介護保険?家族保険!― 一人ひとりの生き方と生涯保障』(共著、京都・法制出版)/『 働く者の権利が危ないー今なぜ労働法制の規制緩和なのか』( 共著、かもがわ出版)

◆ 田宮遊子プロフィール
 神戸学院大学経済学部准教授。 お茶の水女子大学博士後期課程単位取得退学(2005年)。 女性と社会保障制度の問題について研究をしている。
 論文に「親の配偶関係別にみたひとり親世帯の子どもの貧困率― 世帯構成の変化と社会保障の効果」『社会保障研究』vol.2, No.1、2017年 / 「高齢期女性の貧困: レスキュー事業利用者からみる生活困窮の実態」『個人金融』、 vol11, No3、2016年/「母子世帯の最低所得保障」、駒村康平編、 『最低所得保障』、岩波書店、2010年など。

◆ 働く女性の人権センター いこ☆る
 2004年1月設立。均等待遇と平等な社会の実現を掲げて、 労働相談活動や学習活動、同じ目的をめざす団体・ グループと連携して幅広い活動を展開。働く女性の情報誌『いこ☆ る』も季刊発行し、すでに50号を越えている。



※「フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー」は、2010 年度に開催したセミナー「竹中恵美子に学ぶ」 受講生有志が呼びかけて、 セミナーで学んだ内容を活かしながら現代的課題について議論し、 問題意識を深める目的で立ち上げられました。