イベント情報
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『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウム
イベントURL: | https://www.iwanami.co.jp/book/b345698.html |
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主催者: | 『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウム実行委員会 |
主催者URL; | |
開始日時: | 2018年05月13日 (日) 13時00分 |
終了日時: | 2018年05月13日 (日) 18時00分 |
会場: | 上智大学四谷キャンパス2号館401室 |
会場URL: | https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html |
連絡先: | kaken25245060@gmail.com |
登録団体: | |
パンフレット: | |
詳細: | 『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウム 上野千鶴子・蘭 信三・平井和子編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店、2018年) 日時2018年5月13日(日)1300-1800 会場:上智大学四谷キャンパス2号館401室 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7−1 (JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩5分) キャンパスマップ https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html 事前予約不要・資料代1000円 プログラム 総合司会 蘭信三・佐藤文香 1300-1310 編者挨拶 上野千鶴子 1310-1450 第1部 コメント『戦争と性暴力の比較史へ向けて』をどう読むか? 川喜田敦子(中央大学) 中村理香(成城大学) 桜井 厚(日本ライフストーリー研究所) 岡野八代(同志社大学) 岩崎 稔(東京外国語大学) <休憩> 1530-1620 第2部 執筆者からのリプライ 1620-1750 第3部 総合討論 1750-1800 編者閉会挨拶 平井和子 1830-2000懇親会 コメンテーター・プロフィール 川喜田敦子:ドイツ現代史、『ドイツの歴史教育』(白水社、2005年) 中村理香:アジア系アメリカ文学・文化/ジェンダー論/ポストコロニアリズム理論、『アジア系アメリカと戦争記憶―原爆・「慰安婦」・強制収容」(青弓社、2017年) 桜井 厚:社会学・ライフヒストリー/ライフストーリー研究・社会問題等、『境界文化のライフストーリー』(せりか書房、2005年) 岡野八代:政治思想史/フェミニズム理論,『フェミニズムの政治学―ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房、2012年) 岩崎 稔:哲学/政治思想、「〈慰安婦〉問題が照らす日本の戦後」『岩波講座アジア太平洋戦争 記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』(岩波書店、2015年、長志珠絵との共著) 主催:『戦争と性暴力の比較史へ向けて』刊行記念シンポジウム実行委員会 連絡先:kaken25245060@gmail.com 上野千鶴子・蘭 信三・平井和子編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(2018年2月岩波書店刊) 目次 〈はじめに〉──戦争と性暴力の比較史へ向けて 編者 〈序章〉 戦争と性暴力の比較史の視座 上野千鶴子 【第Ⅰ部】「慰安婦」の語られ方 第1章 韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史──記憶と再現とめぐる取り組み 山下英愛 第2章 「強制連行言説」言説と日本人「慰安婦」の不可視化 木下直子 第3章 日本軍「慰安婦」制度と性暴力──強制性と合法性をめぐる葛藤 岡田泰平 第4章 兵士と男性性──「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士 平井和子 【第Ⅱ部】語り得ない記憶 第5章 セックスというコンタクト・ゾーン──日本占領の経験から 茶園敏美 第6章 語り出した性暴力被害者──満洲引揚げ者の犠牲者言説を読み解く 猪股祐介 第7章 引揚げ女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」 樋口恵子 第8章 ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか──強制収容所内売春施設を中心として 姫岡とし子 【第Ⅲ部】歴史学への挑戦 第9章 性暴力と日本近代歴史学──「出会い」と「出会いそこね」 成田龍一 第10章 戦時性暴力を聞き取るということ──『黄土の村の性暴力』を手がかりに 蘭信三 第11章 戦争と性暴力──語りの正統性をめぐって 佐藤文香 〈あとがき〉 編者 本書の内容(岩波書店HPより) 戦争における性暴力を当然視・許容する語りに抗しつつ,また,生存戦略として行使される女性のエイジェンシー(行為主体性)を否定せずに,戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か.性暴力当事者間の関係性のグラデーション(敵味方/同盟国/占領地/植民地,強姦/売買春/取引/恋愛/結婚)に注目し,さまざまな時代背景のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか,また,時期によって語りと聞き取りがいかに変遷するかを,さまざまな事例を比較して分析する. |