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東京

現代アートの学校MAD集中講座「テイセツを覆すーフェミニズムとアートの交差点」

イベントURL: http://mad.a-i-t.net/series/course/ar01/
主催者: 特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
主催者URL; http://www.a-i-t.net/ja/
開始日時: 2019年11月08日 (金) 19時30分
終了日時: 2019年11月09日 (土) 19時30分
会場: 代官山AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B403)
会場URL: http://mad.a-i-t.net/access/
連絡先: 特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト] E-mail: mad@a-i-t.net
登録団体:
パンフレット:
詳細: \アーティストの核に迫る集中講座/
「テイセツを覆すーフェミニズムとアートの交差点」
講師:嶋田美子(美術家)
日時:11月8日(金)19:30-20:30 、9日(土)10:00- 14:30(休憩あり)
会場:代官山AITルーム
定員:20名


アーティストとして「女性と戦争」をテーマに国内外でリサーチと作品制作する嶋田美子さんを講師に迎え、2日間に渡るフェミニズムとアートの集中ゼミを開講します。
いま、なぜ、国内外でフェミニズムのうねりが再び起こっているのでしょうか。近年、性暴力被害者支援活動のスローガンとして提唱された「Me too」が、SNS上でのムーブメントとして広がりを見せているほか、アートの世界でもフェミニズムの歴史の再考、またアーティストや研究者主導による議論の場が広がっています。その一方で、ジェンダー問題はよくわからない、または、関わりがみつけられないという声も聞かれます。
このゼミでは、嶋田さんが1960年以降の日本におけるアートとジェンダーの歴史に焦点をあてて、過去50年のフェミニズム運動や理論を振り返りながら、自身の作品や活動の紹介、アートの歴史からかき消されて来た女性の表現、また現在の若手フェミニズム・アーティストたちの活動も紹介し、フェミニズムの歴史を新たな視点で考察します。ゼミ後半ではディスカッションを通じて、一人ひとりが感じる違和感や問いを共有し、どのような言説を社会に投げかけることが可能なのかを探ります。 フェミニズムを巡る言論をもっと深く知りたいと感じている方、また、日頃抱えている問題意識についてさまざまな人と議論してみたい方にオススメです。

<コースの特長>
・60年代からのフェミニズム、アートの表現や作品との歴史を横断的に学べる
・アーティストの視点から見たアクティヴィズムと近年のme tooの動向について考察できる
・「誰もが何かの当事者」という視点でディスカッションを行い、多角的にジェンダー問題を捉える

<内容>
1)11月8日(金)19:00-20:30「おにぎり・女性・抑圧:全共闘運動と日本のウーマン・リブの幕開け」
1968年から1969年にかけて日本の各大学で生まれた全共闘運動とそこから発生した日本のウーマン・リブ運動以降に焦点をあて、約50年のフェミニズムの歴史を体系的に振り返り、現在のフェミニズムの活動とどのように接続しているのかを学びます。 また1970年代以降、世界中で起きた女性解放運動のスローガンにもなった「個人的なことは政治的なこと(The Personal is Political)」というフェミニズムの思想にも触れ、家父長制の下で家事・育児・介護など「ケア」を担う性とされている女性が、学生運動の中でどのような活動をしてきたのかを、嶋田さんの研究を交えながら見ていきます。

2)11月9日(土)10:00-11:30「ミレニアムから忘却へ:1990年代 - 2000年代に見るアプローチ、従軍慰安婦と戦争責任」
90年代以降、「ジェンダー 記憶の淵から」(1996年、東京都写真美術館)や、「揺れる女/揺らぐイメージ フェミニズムの誕生から現在まで」(1997年、栃木県立美術館)など女性作家とジェンダーをテーマにした展覧会が公立の美術館で開催されました。また、美術史学者の若桑みどりや千野香織などによる、ジェンダーの視点からの美術史研究が発表され、国内のアート・シーンでもジェンダーが活発に取り上げられるようになります。アート界以外では、1991年に戦時下の従軍慰安婦制度の被害女性が名乗りでて訴訟を起こし、メディアによる報道や政治家の談話など、大きな進展がありました。しかしナショナリズムやレイシズムの立場からの批判やバッシングもあり、従軍慰安婦問題は解決しないまま、現在では話題になることが減っています。この回では、嶋田さんの作品映像や、ジェンダーをテーマにした展覧会で紹介された作品などを参照しながら、美術館やアカデミズムといったアート界での「ジェンダーとアートにまつわる動き」と、「女性と戦争」の2つをテーマに、学びます。

3)11月9日(土)12:30- 14:30「カタストロフと再生:ポスト3.11のアーティストたちによる実践+ディスカッション」
2011年3月11日、未曾有のカタストロフが日本を襲い、甚大な人の命と日常が失われました。この日をきっかけに人生が大きく変わった人もいれば、それ以前の生活に何事もなかったかのように戻っている人もいます。ジェンダー問題をみると、性差による所得格差や大学入試の女子制限、アーティストによるセクシャル・ハラスメントなど、次々に新たな問題が表出しています。こうした時代の中で、コレクティヴで活動する「明日少女隊」や「Back and Forth Collective」など、20-30代を中心とする若手フェミニズム・アーティストの活動が注目を集めています。国境を越えてグループとして活動する彼女・彼らの実践を見ていき、その特徴から現代のジェンダーにまつわる社会問題を考えます。
ディスカッションでは、根強く残る性的役割分業やセクシャリティといった幻想を、アートが変えることはできるのかをテーマに、参加者一人一人がジェンダーにまつわる問題の当事者として意見交換を行い、現在、そして未来へのアプローチを話し合います。「違和感を突きつめる」ことを、アートを軸にした活動でどのように推し進められるか、共に探りましょう。


<料金・申し込み>
受講料:12,600円(税別)
ご参加をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください
https://cart6.shopserve.jp/mad2017.nb/cart.php?ITM=19_AR01
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