イベント情報

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開始日時: 2011年04月16日 (土) 10時00分
終了日時: 2011年04月16日 (土) 17時00分
会場: お茶の水女子大学
会場URL:
連絡先: JAFFEホームページ: http://devgen.igs.ocha.ac.jp/jaffe/index.html
登録団体:
パンフレット:
詳細: 大会当日のスケジュール

【自由論題】 10:00~

【共通論題】 13:00〜
テーマ「ジェンダー予算分析という挑戦」
座長および司会:居城舜子(前常葉学園大学)

時間 報告者 タイトル
趣旨説明 13:00〜13:10

居城舜子(前常葉学園大学)
第1報告 13:10〜13:50

神野直彦(東京大学名誉教授)
「日本の財政とジェンダー」(仮題)
質疑応答 13:50〜14:00

第2報告 14:00〜14:40 市井礼奈
(Royal Melbourne Institute of Technology) 「オーストラリアにおけるジェンダー予算分析」(仮題)
実践報告 14:10〜14:50 人見章子(web design アソシエ) 「実践報告:大阪府男女共同参画予算ジェンダー分析の試み」(仮題)

休憩 15:00〜15:15

コメント 15:15〜15:30 居城舜子(前常葉学園大学)
コメント 15:30〜15:50 村松安子(東京女子大学名誉教授)
コメント 15:50〜16:00 竹信三恵子(朝日新聞社)
報告者リプライと討論 16:00〜16:50
閉会の挨拶 16:50

協賛:お茶の水女子大学ジェンダー研究センター(IGS)

詳細は以下をご覧ください。
http://devgen.igs.ocha.ac.jp/jaffe/program/index.html


【共通論題趣旨説明】
  1995年第4回世界女性会議(北京会議)以降、世界的にジェンダー平等や社会的公正への取り組みは広がっている。一国あるいは地方自治体の財政をジェンダー平等の視点から、その影響や効果を評価する手法であるジェンダー予算分析は、この取り組みを推進する「ジェンダー主流化」政策のツールとして世界各国で注目を集めてきた。この試みは1980年代にオーストラリアで登場し、今では先進国、発展途上国をとわず多様な推進組織と分析ツールで50ケ国以上の国に広がっている。政府の政策選択や予算編成に影響を与えている先駆的な事例も登場している。一方、グローバルな競争社会の進展や経済危機などを経て、経済社会のあらゆる領域で効率性を追求する傾向が一段と強まっている。財政についても、多くの先進諸国が赤字に陥り緊縮予算の執行を余儀なくされ、歳出の点検やその成果を評価する動きが強まっている。「ジェンダー関連予算」も事業仕分けの対象になり削減される例もでてきた。
  このような動向は、ジェンダー平等と効率性との関係を私たちに問うている。21世紀の最重要課題とされる男女共同参画社会が日本的雇用や社会保障制度などのシステムを再構築する中でどのように統合されるのか、注目すべき課題である。ジェンダー予算分析は、具体的な政策レベルでこの両者を切り結び、ジェンダー平等を社会システムに統合する役割を果たす。日本においては、今、必要とされる、そしてもっと注目されてよいテーマである。本大会は、以上のような趣旨で共通論題として、ジェンダー予算分析を、その手法と理論等の総論、日本の財政と男女共同参画、ナショナルマシーナリの動向、地方自治体財政とジェンダー予算分析など、多角的・重層的に検討しようとするものである。