格差
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『嘆きのピエタ』評 贖罪のテーマに聖映画の出現を見た 川口恵子
2013.06.06 Thu
母性をさかてにとった社会派サスペンス 愛と憎しみ、暴力と救済、贖罪、そして「母性」―あるいは「母性」の存在を否定しながらも、どこかでそれに救われたいと願う分裂した魂。傷つき果てた人の心。鬼才キム・ギドク監督の『嘆きのピエタ』は、西洋社会に根強い「聖母マリア信仰」を逆手にとりつつ、人間の感情のもっとも深いところをサスペンスフルについてくる…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 格差 / 川口恵子 / 韓国映画