DV防止教育センター

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組織名 DV防止教育センター
カテゴリー 女性問題・フェミニズム / 女性に対する暴力
略称
所在地 愛知県名古屋市中村区椿町

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ホームページ http://www.dvpec.jp/
ブログ
電話番号 052-618-9663
FAX番号 052-618-9664
メールアドレス dvpec@myad.jp
団体概要 DVをなくすためにDV加害者プログラム、DVに関する相談や講座、予防教育をしている民間機関
団体詳細 DV防止教育センターは、社会の中のDV(ドメスティック・バイオレンス)をなくすた めに、DVする人が自らのDV行動に気づき、DV行動をやめるためのDV加害者プログラ ム、DVに関する各種講座、子どもたちがDVをしないされないためのDV防止教育講座を 実施している教育機関です。 2008年8月29日に、名古屋駅前に開設し、現在1つのグループで6名の男性がグループ ワークに参加しています。また、個人面接や女性のためのワークなども行っていま す。 欧米では1980年代から、台湾や韓国では1990年代から夫が妻に暴力を振るうことは犯 罪であるとされました。DV加害者更正プログラムも実施されています。DV対策はDV被 害者支援ばかりではなく、DV加害者への対応も求められるようになりました。 DVは夫婦や恋人など親密な関係の中で起きています。今まで親密な間の暴力は個人的 な問題であると見過ごされ、軽く考えられがちでした。 しかし、DVはDVされる人の心や体を深く傷つけます。DVによる傷害ばかりでなく、鬱 や不眠症などの精神的な疾患や頭痛、腹痛、生理不順など身体的な疾患につながるこ ともあります。仕事のミスや判断力の低下にもつながります。このようにDVは個人的 な問題ばかりではなく、社会的にも大きな問題です。 また次代を担う子どもたちの成長にも影響を及ぼします。DVされている人はDV加害者 にびくびくして、顔色をうかがい、DV加害者の要求を優先しがちです。その結果子ど もへの配慮ができなくなったりします。また、DVのある家庭に育つ多くの子どもたち が暴力の直接的な被害者になっています。このことが自己肯定感や自尊心の低下など 子どもたちの心身の健全な発達の阻害原因となります。子どもたちへの暴力の連鎖も 懸念されます。 DVはまだ結婚していない、おつきあいをしている若者の間でもおきています。若者の 間のDVは性的な暴力がおこりやすく、性感染症や望まない妊娠や中絶の危険性もあり ます。大人のDVにもつながりやすく、若者の将来のための職業トレーニングや学業に も影響をもたらします。 DVはDVする人の問題です。DVする人はDVを相手のせいにしがちです。また、DVされて いる人は、自分のせいだと思いがちです。しかし、DVはDVする人がDV行動を自分で選 んで実行します。DVする人が自分自身で、自らのDVに結びつく考え方や行動を変えな い限り、DVはなくなりません。 DV防止教育センターの加害者プログラムは被害者支援の一環として行っています。我 が国のDV防止法は被害者の保護と相談が主な内容です。また、被害者支援の団体も全 国で活動していますが、被害者の相談と保護が主な内容です。被害者の安全の確保や 自立への支援は、緊急性を求められる基本的かつ大切な活動ですが、被害者は逃げる か離別しか選択がありません。そのことにより危険性が増すこともあります。DV防止 教育センターではDVする人が自らの暴力行為を見つめ、被害者や子どもたちの苦しみ や影響を知り、謝罪し、暴力に結びつく考え方や行動を変え、責任ある生き方をして いただくことを目指しています。 DVをなくすことは社会の大きな課題です。DV防止教育センターは、さまざまな活動を 通して暴力のない社会づくりに貢献したいと思います。