2014.03.16 Sun
連続企画「問いかけながら道をゆく」展 Part 2のお知らせです。
沖縄在住の山城知佳子と、故郷中国から移住して来たリュウ・ルーシャン。
それぞれの作品に刻まれた鋭い問いかけは、アイデンティティの狭間に生きるわたしたちの「声」。
ふたりの映像が出会うとき、もうひとつの「声のものがたり」が始まる。
展示 「声のものがたり 映像による2人展 「問いかけながら道をゆく」展 Part 2」
会期:2014年3月6日(木)- 3月22日(土)11時~18時(金土は20時まで)会期中無休
会場:小金井アートスポットシャトー2F(JR中央線武蔵小金井駅下車南口から徒歩5分)
観覧料:500円
トークイベント「身体への信頼」
日時:2014年3月8日(土)18時30分〜
会場:小金井アートスポットシャトー2F
参加費:1000円(観覧料込み)※お申し込み不要
出演:山城知佳子、リュウ・ルーシャン、レベッカ・ジェニスン、イトー・ターリ
コミュニティ アート ワークショップ「Multicultural Art Platform: Borderland Journey」
日時:2014年3月22日(土)14時30分〜18時30分
*詳細は**以下をご覧ください。
展示・上映作品
リュウ・ルーシャン
Memory of Jetpur 7minute Performance video India
What Money Can’t Buy 15 minutes Performance video China
My Kyoto Story 40minutes Community Performance Video Japan
山城知佳子
「オキナワ TOURIST」(2004年)
「黙認浜―浦添市イバノの海」 (2007)
「アーサ女」(2008年)
「あなたの声は私の喉を通った」(2009年)
「肉屋の女」(2012年)等々
過去3年間に制作された作品を上映。
プロフィール
山城 知佳子 Yamashiro Chikako
1976年生まれ 沖縄出身 映像作家 美術家
沖縄県立芸術大学大学院絵画専修修了
現在同大学非常勤講師
主な映像作品発表の展覧会
2007年 沖縄県立博物館•美術館 開館記念展『沖縄文化の軌跡1872-2007』
2008年「沖縄・プリズム1872-2008」東京国立近代美術館
2009年「第二回恵比寿映像祭~歌を探して~」東京都写真美術館
2010年「日本の新進作家展:ニュースナップショット」東京都写真美術館
2012年「森美術館MAMプロジェクト018:山城知佳子個展」森美術館
リュウ・ルーシャン Liu Lushan
中国北京出身
イギリスロンドン芸術大学ウィンブルドン校 視覚言語とパフォーマンス研究科卒業
東京藝術大学大学院 映像研究科メディア専攻博士課程在籍
グローバル化、移住、マルチカルチャリズム、アイデンティティ、帰属場所を研究テーマとしている。2006年より映像インスタレーション、パフォーマンス、コミュニティ・アートプロジェクトを中心に、イギリス、中国、韓国、日本、スロベニア、ポーランド、ベルギー、ドイツ、フランス、インドなどさまざまな国のライブアート祭で作品を発表。
http://lushanliu.sitemix.jp/Home.html
レベッカ・ジェニスン Rebecca Jennison
京都精華大学人文学部教授、近代・現代文学/芸術をジェンダーの視点から研究中。
現代アートと「ディアスポラ」、パフォーマンス・アートとフェミニズム論、現代のビジュアルカル・カルチャー、文芸表現と安全に暮らせる社会作りに興味を持っている。日本で活躍している女性アーティストの作品翻訳紹介を国内外で発表。1949年米国生まれ。
イトー・ターリ Ito Tari
小金井市在住、パフォーマンスアーティスト。現在、小金井市内でWomen in Blackを毎週土曜日に継続中。
【問合わせ】小金井アートスポットシャトー2F(〒184−0004 小金井市本町6-5-3シャトー小金井2階)
E-mail:info@chateau2f.com
TEL:050-3627-9531
Web: http://chateau2f.com
*「問いかけながら道をゆく」Part1「いちむらみさこ展」の詳細をご覧いただけます。
「問いかけながら道をゆく」展ブログ http://toikake.tumblr.com
主催:「問いかけながら道をゆく」展実行委員会
共催:平成25年度科学研究費基盤研究(A)『トラウマとジェンダーの相互作用:精神病理・逸脱・創造性』 (研究代表者:一橋大学大学院社会学研究科 宮地尚子)/ NPO法人アートフル・アクション
**コミュニティ アート ワークショップ「Multicultural Art Platform: Borderland Journey」
「多文化アートプラットフォーム:ボーダーランドの旅」
グローバル化が進む今日、国境を越える人の
動きはますます拡大してきている。
国ってなんだろう?
国境は何を意味するのだろう?
私たちはどこから来て、
これからどこへ向かうのか?
過去の自作品の紹介を交え、参加者たちと国境越えの体験を共有しながら、ボーダーランドの旅を案内します。
多文化に関心がある方、移住を経験したことがある方、外国にルーツを持つ移住者の方、ワークショップでともに語り合い、あなたの考えを表現してみませんか?
ファシリテーター:リュウ・ルーシャン
日時:2014年3月22日(土) 14時30分~18時30分
会場:小金井アートスポットシャトー2Fキッズルーム
定員:12~16名 (要申込み、先着順 ※年齢制限はありません)
参加費:1000円(観覧料込、1ドリンク付)
【申込み】小金井アートスポットシャトー2F
E-mail:info@chateau2f.com
TEL:050-3627-9531
■件名「声のものがたりワークショップ申し込み」、本文に①参加者氏名②年齢③出身地④連絡先 ⑤参加理由(100字以内)をご記入の上、小金井アートスポットシャトーまでお申し込みください。
■電話でのお申し込み可。メールのみ英語・日本語・中国語可。
■締切り:2014年3月15日(土)
◆◇「問いかけながら道をゆく」宣言◇◆
わたしたちは、困難でつかみどころのない「今/日常」を、どのように生き延び、社会や他者とかかわり、すくなくとも今より、豊かで伸びやかな生き方を獲得することができるのか、懸命に模索しなければならない状況に陥っていると感じています。
正解はひとつではなく、状況は常に変化していきます。《問いかけながら道をゆく》とは、異なる人たちと柔軟に、対話をかさねつつ、決して受け身ではなく、創造的な、しなやかに社会を変える能動的な「場」でもありたい。
ここでいう「場」は、また、人々が集う広場のような場でもあり、また、社会を問う鋭いシュプレヒコールのような、動き、でもありたいと思っています。
時に痛み、喜び、躓きつつも、今を問い、自らを問いつつ、社会に対し能動的に働きかけることを通じ、困難な状況を克服する「技」、「生き延 びる技」を生み出すことが一つの道なのかもしない、そして、わたしたちはその「技」こそが、アートなのではないかと考えています。
わたしたちは、今を生きる私たちの体や心のより深い層で、人間存在に対する本質的な問い直しや日常への新しい眼差し、社会を変えるためにアクティブな問い、能動的かつラディカルな生きた場を生み出すことを通じて、希望の再確認の契機が生まれることをめざしています。
いちむらみさこ、リュウ・ルーシャン、山城知佳子、イトー・ターリ、呉夏枝の個的な領域から繰り広げられるパースペクティブを目撃するプロジェクトを開催します。本展は連続企画「問いかけながら道をゆく」展の第二弾です。
「問いかけながら道をゆく」展実行委員会
(maris)
カテゴリー:おすすめ情報