本年度も引き続き第 17 回「女性史学賞」候補作を募集いたします。意欲的な候補作を御推薦ください。
詳細はこちらから http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/
17 回 『女性史学賞』公募要項
・推薦対象
日本語で書かれ、女性史・ジェンダー史的考察に基づく、日本を始めとする世界各地で公刊された
著書で、原則として執筆者にとって初めての単著の研究書を対象とします。歴史学のみならず、文学・
社会学・文化人類学・民俗学等の分野のものも対象とします。高い完成度とともに、今後の進展が期
待できる著作を望みます。候補作の決定の場合にこれまでの業績も勘案します。著者の年齢・性別・
国籍は問いません。
・期間
2020 年 4 月 1 日~2022 年 3 月 31 日の 2 年間に発表された単行本
・推薦方法
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターのホームページから推薦書をダウンロードして
頂き、メール添付、ファックス、郵送のいずれかで事務局宛にお送りください。
★推薦書ダウンロード
・締切
2022 年 6 月 30 日(木)必着
・表彰
賞状ならびに副賞 10 万円
受賞者には授賞式に出席し記念講演を行うことと、センター発行雑誌『アジア・ジェンダー文化学研
究』への寄稿をお願いいたします。
・授賞式 2023 年 1 月 7 日(土) 奈良女子大学にて行う予定です。
・選考委員 岸本美緒、武田佐知子、成田龍一、姫岡とし子、鈴木則子
事務局: 〒630-8506 奈良市北魚屋西町
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
『女性史学賞』選考委員会事務局
電話番号: 0742-20-3611
E-mail: a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp
=これまでの授賞者と授賞作=
第1回 2006年
・金富子氏『植民地期朝鮮の教育とジェンダー-就学・不就学をめぐる権力関係-』(世織書房)
第2回 2007年
・内藤千珠子氏『帝国と暗殺-ジェンダーからみる近代日本のメディア編成-』(新曜社)
・山崎明子氏『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房)
第3回 2008年
・京樂真帆子氏『平安京都市社会史の研究』(塙書房)
・押山美知子氏『少女マンガ ジェンダー表象論-<男装の少女>の造形とアイデンティティ-』(彩流社)
第4回 2009年
・木村朗子氏『恋する物語のホモセクシュアリティ-宮廷社会と権力-』(青土社)
『乳房はだれのものか-日本中世物語にみる性と権力-』(新曜社)
第5回 2010年
・本賞 清家章氏『古墳時代の埋葬原理と親族構造』(大阪大学出版会)
・特別賞 アンヌ ブッシイ氏『神と人のはざまに生きる-近代都市の女性巫者-』(東京大学出版会)
第6回 2011年
・磯山久美子氏『断髪する女たち-1920年代のスペイン社会とモダンガール』(新宿書房)
・小野沢あかね氏『近代日本社会と公娼制度-民衆史と国際関係史の視点から』(吉川弘文館)
第7回 2012年
・内田雅克氏『大日本帝国の「少年」と「男性性」-少年少女雑誌に見る「ウィークネス・フォビア」』(明石書店)
・姚毅氏『近代中国の出産と国家・社会-医師・助産師・接生婆-』(研文出版)
第8回 2013年
・宮西香穂里氏『沖縄軍人妻の研究』(京都大学学術出版会)
第9回 2014年
・澤田佳世氏『戦後沖縄の生殖をめぐるポリティクス-米軍統治下の出生力転換と女たちの交渉-』(大月書店)
・松原宏之氏『虫喰う近代-1910年代社会衛生運動とアメリカの政治文化-』(ナカニシヤ出版)
第10回 2015年
・土田陽子氏『公立高等女学校にみるジェンダー秩序と階層構造-学校・生徒・メディアのダイナミズム-』
(ミネルヴァ書房)
・嶺崎寛子氏『イスラーム復興とジェンダー-現代エジプト社会を生きる女性たち-』(昭和堂)
第11回 2016年
・遠藤みどり氏『日本古代の女帝と譲位』(塙書房)
・辻智子氏『繊維女性労働者の生活記録運動―1950年代サークル運動と若者たちの自己形成』(北海道大学出版会)
第12回 2017年
・辻浩和氏『中世の<遊女>-生業と身分-』(京都大学学術出版会)
第13回 2018年
・柳原恵氏『<化外>のフェミニズム―岩手・麗ら舎読書会の<おなご>たち』(ドメス出版)
第14回 2019年
・北村紗衣氏『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たちー近世の観劇と読書―』(白水社)
第15回 2020年 ・小野仁美氏『イスラーム法の子ども観―ジェンダーの視点でみる子育てと家族』(慶応義塾大学出版会)
第16回 2021年 ・受賞作なし
2022.04.15 Fri