アムステルダム・プライド
今年のテーマは「My Gender My Pride」
7/30から8/7まで、アムステルダムではプライドウィークがありました。
7/30のプライドウォーク(開会式の会場までみんなで街を歩く)から始まり
連日色々なパーティやトークイベントが行われます。
プライドウィークのメイン・イベントは、やはりPRIDEパレードです。
オランダのプライドパレードは運河で行われます。
今年は初めてアジア人のボートも参加することになり
トランスハウスでお世話になったBeyonGというトランス女性のはからいで、
私はWomen‘s Action Network(Japan)のSamiとして
このボートに乗船させてもらうことができました!
コロナの影響で過去二年、大型イベントが全て中止されていたこともあり、
今年のプライドパレードは、大勢の人が待ちわびた祭典でもありました。
私は集合時間に遅れないよう現地に到着し、
一緒に乗船する人たちに挨拶しました。
主催者の女性が私を
Women's Action NetworkのSamiよ、とみんなに紹介してくれました。
オランダはもうマスクなしでOKなので、だれもマスクをしていませんでした。
(ただしコロナは依然流行ってますので、心配でした。。)
ボートが出発し、
アムステルダムの中心地に入ると、
運河沿いには
溢れんばかりの人がひしめき合って、声援を送ってくれました。
ボートから流れるDJの音楽に合わせて、そこにいるみんなが踊り、騒ぎ、この祭典を祝いました。
運河沿いだけでなく遠くのアパートからも、
温かい笑顔を送ってくれる男性や、
家の中から手を振ってくれる人たちも見えました。
子供たちも声援を送ってくれました💕
運河には沢山の橋がかかっているので、橋が来るたびに
みんなで低い姿勢になり、そこを抜けるとまた立ち上がって踊りました。
LGBTQ当事者であること、当事者の理解者であり仲間であることを表明し、そのことを誇りボートで踊る我々と一緒に
大勢の人たちも一緒に踊り祝ってくれました。
我々のボートは2時間弱でアムステルダム周遊を終え、
船上のパーティは終わりました。
今回参加した団体のボート数は、70艘以上だったそうです。
夕方になっても続々とプライドボートがアムステルダムの運河に入ってきていました。
ちなみにボートには、軽食(サンドイッチ)があり、
飲み物(ハイネケン、ジュース、水)が飲み放題、
そして、スポンサーからのノベルティバックもいただきました。
(中にはお菓子や日焼け止め、ウェットティッシュ、耳栓などが入っていました)
パレードが終わって街を歩くと、どこもパーティ状態で、
見慣れた街だったのに、現在地がわからなくなってしまうほどでした。
この日、仮装大会のようなアムステルダムでは、どんなにド派手な衣装を着ても目立ちません。
衣装を通り越して全裸で下半身の一部だけゴールドのグリッターを塗って歩いている男性もいました。
インクルーシブでクレイジーで、温かいアムステルダムのPRIDEパレード。
ぜひ一度、その目でみてください。
今回も、読んでいただきありがとうございました。
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Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→2021年11月にオランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
子供が世界一幸せな国オランダで、猫と楽しく生きています。
ブログ: https://ameblo.jp/jibungadaiji 日常のことを更新中。
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