第57回:上野ゼミ 書評セッション
「ケアするのは誰か?新しい民主主義のかたち」 by Joan C. Tronto, ジョアン・C トロント,etal. Oct 21,2020 岡野八代(翻・著)

◆日  時:2022年11月19日(土)19時~21時
◆場  所:オンライン開催
◆ページ下部のPeatixのURLよりお申込みください。
 申し込み:WAN会員先行申し込み 10月20日開始 / ビジター申し込み 10月24日開始
◆参加費:2022年度WAN会員:無料
     WAN非会員:1000円 (学生・非正規・年金生活者は500円)

◆概 要◆: ケアを受けない者はいない。にもかかわらず、ケア活動もケアを担う人々も、長い歴史の中で軽視あるいは無視されてきた。本書は、〈ケアに満ちた民主主義〉を訴えてきた米国のフェミニスト政治学者トロントが、「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。トロントは、民主主義の定義を「ケアの責任の配分に関わるもの」であり、「ケアの配分に参加できることを保障すること」だとし、新たな民主主義の再編が必要であると語る。あわせて日本のフェミニスト政治学者である訳者が、危機に瀕した日本の政治状況を分析するとともに、トロントが提示する「フェミニスト的なケアの民主的倫理」が、なぜより善く生きる社会の変革なのかを解説する(紀伊国屋書店)。

      ◆ゲスト◆
・著者 岡野 八代さん(おかの やよ)
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員、専門は西洋政治思想史、フェミニズム理論。主著に『ケアするのは誰か?』(白澤社)、『戦争に抗する』(岩波書店)、『フェミニズムの政治学』(みすず書房)、訳書にアイリス・ヤング『正義への責任』(岩波書店)、エヴァ・キティ『愛の労働、あるいは依存とケアの正義論』(白澤社)、『ケア宣言』 (大月書店)、ほか
◆コメンテーター◆
・山下 順子さん(やました じゅんこ)
ブリストル大学 社会学・政治学・国際学研究科上級講師。比較社会政策学、比較社会学、ジェンダー論専攻。近著に, The Care and Controle Collective (forthcoming) 'Pandemic Reflections on the Care and Control Exhibition: Refusals, Contracts and Publics', Feminist Theory, 相馬直子・山下順子『ひとりでやらない 育児と介護のダブルケア』(ポプラ新書、2020)、Jieyu Liu and Junko Yamashita (eds.) Routledge Handbook of East Asian Gender Studies (Routledge,2020)
・かにゃんこ:研修医/元ヤングケアラー
・仲井 則子:特定非営利活動法人ケアサポート紬代表。「重い障がいを持つ方が、自分らしい暮らしを実現することをサポートする」NPO法人を設立。24時間の介助と医療的ケアの必要な重症心身障がい者の親であり、重い障がいがあっても「介助者とともに暮らす」在宅生活を続けている。
◆司会◆
永野 眞理:Wan上野ゼミスタッフ

◆お申し込み♦ Peatixの下記専用ページよりお申込みいただけます。
https://peatix.com/event/3395891/view
ご参加のみなさまにはpeatix経由のメールで、後日zoomのURLをお知らせします。
noreply@peatix.com のメールが届くよう受信設定おねがいします。
最新バージョンのzoomアプリを事前にPC、タブレット端末、スマートフォンのいずれかに入れてください。
ご参考→https://ncdc.co.jp/columns/6612/#Zoom
お申し込み多数の場合、お申し込みをキャンセルいただく事があります。
◆個人情報の取り扱い・利用目的について◆
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◆ご注意◆
不測の事態でゼミが中止になった場合は、お申し込みメールアドレスへお知らせいたします。
互いに責任のある発言の場を保証するために、以下のルールを守ってくださいますよう、お願いいたします。
参加者による録画録音は、固くお断りします。
運営サイドの運営に従っていただけない場合や、不規則発言や差別発言と判断した場合は退去していただくことがあります。その場合、参加費の返却はいたしません。
上記内容に同意いただける方は、お申し込みください。
◆ビジターのみなさまへおねがい◆
WAN上野ゼミは女性学・ジェンダー研究を志すひとたちの集まりです。内容にはプライバシーを開示した当事者研究などもありますので、ゼミの場の安心・安全を確保する必要があります。そのためどなたでもご自由に、という参加の仕方は採っておりません。お互いに責任のある発言の場を保証するために、みなさまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。 今後、多様な形でのゼミ開催を射程に入れて、WAN上野ゼミの更なる進化を求めていきます。WANはボランティアスタッフにより運営をおこなっています。皆さまから「WAN会員になる」形でのお力添えを戴けましたら、スタッフ一同、たいへん有難いです。
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