DVや性暴力被害者の支援専門家を育てる「エンパワメント・スクール」
現在、今年度の受講申し込み受付中です(〆切を延長しました)。どうぞご利用ください。
(また今後、短い時間だけの研修コースも展開予定です)。
詳細はエンパワメント・スクールのサイトをご覧ください。https://www.gbv-epschool.or.jp/
2022年に開校した
「エンパワメント・スクール」は、DVや性暴力など、「ジェンダーベイスト・バイオレンス」「女性に対する暴力」被害者の支援の専門家を育てるスクールです。
DVや性暴力の対策、被害者支援にこれまで取り組んできた人たちの思いや経験・知識・スキル、海外での研修カリキュラムなどを集め、教材を作成して講座や実習を行い、次世代の支援者やこの問題にかかわる仕事に携わる人材を育成することを目指しています。
主にオンラインでの動画(オンデマンド)視聴による学習と、オンラインでの参加型学習などを中心に構成されており、科目の大部分は、どの地域からでも、自宅や職場からアクセスして学ぶことができます。
ジェンダーベイスト・バイオレンス 専門支援員 養成講座「エンパワメント・スクール」は、ほとんどの科目がオンラインで(一部参加型ワークあり)、自分のPCから、自分の都合のよい時間に視聴できる講座です。
入門者の方は、基礎コースを受講すると、修了証が発行され、さらに実習や試験を経て支援員資格(民間団体による資格ですが)を得られる可能性があります。
すでに実務経験がある方は、専門コースまで修了され、OJTや試験を得て、「この人はこの分野の支援の専門家です」という資格を出せる可能性もあります。
DV,性暴力のコースだけを取ることもできます。
科目の例
【基礎コース】
相談支援【基礎】
女性支援の意義と支援理念、相談・支援の基本、社会資源の活用、事例をもとにした相談支援のありかた
DV【基礎】
DVの構造的理解、 子どもへの暴力と被害の影響、 DVの被害実態、DV被害者の心理、 DV被害者が抱えるトラウマ、DV加害者について考える、加害者処罰と再教育プログラム、DVと児童虐待
性暴力【基礎】
性暴力とは、どのように性暴⼒は起きるのか(被害の構造、加害者を考える)、社会は性暴力をどう扱うのか(二次被害、変わる世界の性犯罪)
一般教養【基礎】
法を使いこなす、裁判のしくみ、法に携わる専門家、 行政機関の役割と組織、福祉政策と制度・機関、国籍(外国人・外国籍とは)、国と地方自治体の関係・役割、
(オプション科目)
法は誰がどう決める 地方自治体とは
ジェンダー学【基礎】
ジェンダー概念や理論、ジェンダーと暴力、男性性、セクシュアリティ概念や理論、SOGI概論
(オプション科目)
セクシュアル・マイノリティの相談支援
子どもの虐待【基礎】
子どもの虐待概論、 子どもの虐待 制度の見取り図、子ども虐待被害の影響・回復支援のための視点
【専門コース】
DV【専門】
DV防止法の制定過程と女性支援新法の成立とその意義、DV防止法の理解、相談から回復支援まで、離婚手続き、DV被害とPTSD・精神疾患、高齢女性、障がいを抱えた女性、被害者の治療・回復、医療現場でのDVケース支援、安全確保のための行政手続き、外国人女性へのDVと母子支援、LGBTQのDV支援、若年女性の支援
こどもの虐待【専門】
子どものための司法面接、⼦ども虐待予防 防⽌への⽀援、⼦ども事件の弁護⼠による⽀援
性暴力【専門】
性犯罪の支援(刑事)、 医療支援、予期せぬ妊娠に関わる医療と支援、セクシュアル・ハラスメントとパワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントのケースの支援、 デジタル性被害の支援、性暴力被害ワンストップ支援センターの役割
ほか
詳細はエンパワメント・スクールのサイトをご覧ください。https://www.gbv-epschool.or.jp/