
ヒグチさん91歳、「老い」を痛快に語る話題の書
◆本書は、評論家・樋口恵子さんならではの「老いてもご機嫌な秘訣」がちりばめられたエッセイです。とくに今回は、戦争疎開の貴重な思い出をはじめ、一人のおてんば娘が東京大学を出てキャリアウーマンとなるまでの奮闘ぶり、やがて「女性や高齢者、弱者が安心して暮らせる社会」のために先輩や仲間たちと時代の荒波の中を進んできた体験談まで、痛快エピソードが満載です。
◆「せっかくの人生、機嫌よく生きなければもったいない!」がモットーとおっしゃる樋口さん。91歳になって痛感するのは、異次元の「ヨタヘロ」。ふわっと転倒したり、89歳でがんの手術をしたり、老いの日常を赤裸々に“実況中継”してくれています。その語り口の妙で読む人をクスッとさせ、勇気づけてくれる1冊です。
◆ベストセラー『老いの福袋』、人生相談『老いの玉手箱』に続く『老いの上機嫌』は、シリーズ累計30万部突破。ぜひ、トホホな日常をアハハに変えてくれるメッセージを手にしていただければと思います。
≪読みどころを一部紹介≫
その1――90代のトホホな日常を“実況中継”
◎「今日なに食べた?」もの忘れ防止メモ術
◎ふわっと転んで、顔面5色事件
◎文化系の趣味と体育会系の趣味を
◎89歳で乳がん手術、覚悟したことは
その2――戦争、東大入学、評論活動など貴重なエピソード
◎ドシンバタン! おてんばな幼少時から「人が好き」
◎戦争中に兄が病死、疎開先から独りで帰京した小学時代
◎女学校で育んだ「誰に対してもフェアでいたい」
◎東京大学卒業後、結婚、就職、夫との死別を経て評論家に
◎加藤シヅエさん、吉沢久子さんなど社会・生活問題に関わる諸先輩方と交流、仲間と介護保険制度実現へ
その3――「老い」を前向きに生きる数々のキーワード
◎老いてなお、我もなりたや微助っ人(びすけっと)/「老い」をユーモアで笑いとばす/ローバは一日にしてならず・・・など「老いご機嫌にするヒント7」収録
◎〈91歳、同級生対談〉黒井千次さん(作家)・・・など内容充実
≪著者プロフィール≫
樋口恵子(ひぐち・けいこ)1932年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。時事通信社、学習研究社、キヤノン勤務などを経て、評論活動に入る。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。東京家政大学名誉教授。同大学女性未来研究所名誉所長。内閣府男女共同参画会議の「仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会」会長、厚生労働省社会保障審議会委員、消費者庁参与など歴任。1983年「高齢社会をよくする女性の会」を仲間と共に立ち上げ、2000年4月「介護の社会化」を旗じるしに「介護保険」を実現。評論活動や政府提言を続ける。
◆書誌データ
書 名:老いの上機嫌 ~90代!笑う門には福来る~
著者名:樋口恵子
出版社:中央公論
刊行日:2024/1/10
単行本:224ページ
定 価:本体1500円+税
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
くらし・生活
身体・健康
リプロ・ヘルス
脱原発
女性政策
憲法・平和
高齢社会
子育て・教育
性表現
LGBT
最終講義
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