女の本屋

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柘植あづみ 『生殖技術――不妊治療と再生医療は社会に何をもたらしたか』

2012.11.24 Sat

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.新しい生殖技術が開発されるたびに、「子どもを願う女性には朗報だが、倫理的問題がある。」と飽きもせずに繰り返し報道されてきました。

「倫理的問題」って何だと思われているのでしょうか。「医療技術の発達は止められない」とよく言われます。

この本では、止める必要があると主張しているのではなく、なぜ人が「止められない」と思っているのか、生殖技術の発達を進めているのは何なのか、技術の発達は社会に何をもたらしたか、ということを、私が調査した事例を取り上げながら、掘り下げていきます。

夫婦・パートナー間の不妊治療、提供卵子や提供精子をもちいた体外受精や人工授精、代理出産、そして卵子や受精卵を研究資源としている再生医療(ES細胞やiPS細胞もこの一種)などを、売買が問題なのか、産業化が悪いのか、病気を治す技術は尊いのか、「選択」の問題とは。

ぜひ、どっぷりと「生殖技術」について考える体験をしてみてください。(著者 つげあづみ)








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タグ: / 生殖技術 / 不妊 / 卵子提供 / 精子提供 / 代理出産 / 拓殖あづみ