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『ジェンダー論をつかむ』 千田 有紀 ・中西 祐子 ・ 青山 薫

2013.05.24 Fri

ジェンダー論をつかむ (テキストブックス[つかむ])

著者/訳者:千田 有紀 中西 祐子 青山 薫

出版社:有斐閣( 2013-03-18 )

定価:

Amazon価格:¥ 2,052

単行本(ソフトカバー) ( ページ )

ISBN-10 : 4641177163

ISBN-13 : 9784641177161

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有斐閣の「つかむ」シリーズで「ジェンダー論」をつくりたいとのいうお話をいただいて、中西祐子さんと青山薫さんとにお声掛けしてから5年が経過しました。やっと完成の運びとなって、とにかくほっとしています。

本の目次をどう立てようかと考えたときに、マクロとミクロな視点にまず分けました。マクロな視点としては、近代のシステムを、国家、市場、家族、教育からなるシステムとして考えて、それぞれのシステムとジェンダーがどのように連関しているのか明らかにしようとしました。このような構成にすることで、によって今までの社会分析に「ジェンダー」という視点を入れると、どのように変わるのかということも明らかにできるといいなと考えたのですが、いかがでしょうか。

またミクロな視点からは、日常生活に潜むジェンダーと身体、その理論について執筆しました。とある先輩に「ポスト構造主義を経由したジェンダー論のテキストがやっとでたわね」といって戴きましたが、言語や相互行為によって身体がつくられていくことを、できるだけコンパクトに論じてみたつもりです。

そして最後は、フェミニズムの歴史と、フェミニズムの課題が他の社会運動とどのような関係を作ってきたのかなどの課題について概観しました。

「とにかくわかりやすく」をモットーにして、有斐閣の「つかむ」シリーズでは異例の「です・ます」調にしてみました。あとは各章の扉に、マンガを配置しました。東村アキコさんやヤマシタトモコさん、よしながふみさんなど。ほかは手に取って実際に見てください。

各ユニットを執筆するときも、それぞれが原稿をもちあって、いろいろと議論しましたが、どのマンガを選択しようかという議論も盛りあがりました。編集の長谷川絵里さんも、アイディアを出してくださっただけではなく、許可をとるなどの面倒な作業を担当してくださり、感謝にたえません。(著者 千田有紀)

 以下は、本書の目次です。

Unit0 ジェンダー論はなにを明らかにするのか

第1章 性別をとらえなおす

 Unit1 性別とはなにかセックスとジェンダー

 Unit2 ジェンダーをとらえなおす

 Unit3 セクシュアリティとはなにか

第2章 家族とジェンダー

 4 近代家族とジェンダー

 Unit5 恋愛や家族をめぐる物語

 Unit6 未婚化・少子化社会

第3章 労働とジェンダー

 Unit7 女性の労働と賃金格差

 Unit8 職場慣行

 Unit9 ライフスタイルの中立とジェンダー

 Unit10 無償労働とケアワーク

第4章 教育とジェンダー

 Unit11 かくれたカリキュラム

 Unit12 教育の男女格差

 Unit13 ジェンダーフリー

第5章 日常生活とジェンダー

 Unit14 演じられるジェンダー

 Unit15 ストリートハラスメント,デートDV

第6章 国家とジェンダー

 Unit16 国民国家・人権とジェンダー

 Unit17 戦争と性暴力

 Unit18 参政権と政治参加における男女格差

 Unit19 グローバリゼーションとジェンダー

第7章 身体とジェンダー

 Unit20 性と生殖に関する権利

 Unit21 買売春,セックスワーク,ポルノグラフィ

 Unit22 クィアとトランスジェンダー

第8章 フェミニズムとジェンダー

 Unit23 フェミニズムの歴史

 Unit24 フェミニズムがめざすもの








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ: / フェミニズム / ジェンダー / ジェンダー研究