女の本屋

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榊原千鶴 『烈女伝 勇気をくれる明治の8人』

2014.07.23 Wed

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.激動の明治、自らの意思と志で時代に向き合い、駆け抜けた8人~青山千世・若江薫子・美子皇后・跡見花蹊・高場乱・和田英・杉本鉞子・山川菊栄~の評伝です。

〈学びたい!をあきらめない〉青山千世:東京女子師範学校(現・お茶の水女子大学)第一期生。山川菊栄の母。
〈明治新政府にもの申す〉若江薫子:美子皇后の家庭教師。尊王攘夷を唱え、岩倉具視らに京都を追放された漢学者。
〈近代女性の「鑑」となる〉美子皇后:近代日本の夜明け、「宮中のたましい」と賞された国母。
〈学校経営に戦略を!〉跡見花蹊:日本の伝統的女性教育を継承しつつ、教養教育を行った現・跡見学園女子大学創設者。
〈荒くれ反骨男たちを鍛える〉高場乱:興志塾塾頭。日本の代表的政治結社であった玄洋社の首領・頭山満を育てた男装の漢学者。
〈殖産興業を担う〉和田英:官営富岡製糸場の工女となった松代藩士の娘。『富岡日記』の著者。
〈日米文化の架け橋となる〉杉本鉞子:長岡藩士の娘で、後にコロンビア大学で日本文化と日本語を教える。『A Daughter of the Samurai』の著者。
〈大胆に率直に自己の意志を示す〉山川菊栄:社会主義者でマルクス理論の紹介者であった山川均の妻で、自らも弾圧を受けながら政治的信念を守り、敗戦後の日本で初代婦人少年局長を務めた。

姉妹や友だちだったらちょっと厄介かも、と思わせる個性派もいます。とても真似できそうもない努力家や、ただただ圧倒される迫力の持ち主もいます。現代では想像もつかない数奇な人生や、胸に迫るドラマもあります。

気付いたら、世間の「常識」からちょっぴりはみだしていた。皆がみな、地位や名誉に恵まれたわけでも、夢や希望をかなえられたわけでもありません。けれど、残された挿話や証言によって彼女たちの在りし日を想像していると、共感ということばではたりない感情が湧き上がってきます。共振とでも言えば良いでしょうか。これほどまでに人の気持ちを揺さぶる彼女たちの人生を、知らないままでいるのは、もったいない!

約80点の写真・図版、コラム3点を加え、固有名詞にはルビをふることで、義務教育を修了した10代の女性も理解しやすい一冊とすることを心がけました。明治は遠いと思うあなたにも、ぜひ本書で彼女たちに出会っていただけたらと思います。(著者 榊原千鶴)








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