2011.08.12 Fri
8月5日、講演会「女性のための護身術」を開催しました。
この講演会はNPO法人UNWomen日本国内委員会・女性に対する暴力に「ノー」と言おうキャンペーン、UNWomen日本国内委員会(エイボン・女性のエンパワメント基金)助成金を受けての開催となり、始めにUNWomenの説明DVDを見て、講演会がスタートしました。
「Wen-Do」の言葉は、Womenの「女」という意味、Doは「道」または「方法」という意味があるそうです。
大沼さんは、カナダでWen-Doを学び、簡単に自分を守る方法があることを知り感激したこと、自分の人生を生きていい、自信と確信をWen-Doから得たとお話されました。
続いて大沼さんが大声の出し方を見せてくれました。大沼さんの大声を聞いた参加者は、地面に響く予想以上の大声と、イメージと違う声に驚いた様子でした。恐怖を感じパニックになると、大声が出せなくなってしまうのでパニックにならない呼吸法や、身体の緊張度チェック、リラクゼーションの方法、声の出し方を大沼さんと参加者全員で実践しました。数名の参加者を相手に、「腕をつかまれた時」、「後ろから羽交い絞めにされた時」の護身術をデモンストレーションしました。
質疑応答の時間には、参加者から大沼さんへ「危険な場面に遭遇しそうになった時、遭遇してしまった時は?」、「大沼さんが危険な場面に遭遇したことはありますか?」などの質問がありました。
大沼さんは「自分の直感を信じ危険だと感じたらその場を離れる」、「過去には嫌な思いをしたこともあったが、Wen-Doを始めてから遭遇していない」と答えました。
最後に大沼さんは、「暴力は個人の問題だけでなく、それを容認している社会の問題です。Wen-Doを広めていくことで、暴力のない社会になることを願い活動しています。」としめくくり、講演会が終了しました。
自分の直感を信じ行動することは、日頃から自分自身の身体や心の状況を知っていないと出来ないことです。今回の講演会で学んだことは、危険な場面に遭遇した時だけでなく日常の生活にも生かせる内容でした。
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