2011.12.11 Sun
大阪府立大学女性学研究センターが梨花女子大学の研究者を招いて開催するシンポジウムです。会場は淀屋橋から徒歩5分の大阪市役所横、中之島図書館別館の大阪府立大学中之島サテライトです。
アクセスはコチラをご覧ください。→http://www.osakafu-u.ac.jp/contribution/lifelong/extension/place/satellite.html
17日(土)に開催される第1シンポジウム「主流化に向けてージェンダー政策の課題」(同時通訳付)のねらいは、ジェンダー主流化の意義を従来政策を振り返りながら、喫緊の課題である災害復興課題を通じて、ジェンダー主流化の意義を再確認しようとするものです。
シンポジウム詳細およびお申し込み方法等はコチラをご覧ください。→ http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=1215
ジェンダー主流化が提案された北京会議から16年、男女共同参画基本法が策定されて12年、男女格差はなかなか改善しません。東日本大震災と原発災害は、日本のかかえる様々な構造的問題をあらわにしましたが、男女共同参画もそのひとつです。先進的なジェンダー政策を推進してきた韓国と比較しながら日本の政策を振り返り、両国の共通点とともに日本の政策の問題点を議論したいと思います。キム先生と竹中先生にはマクロな視点から、山地さんには、具体的な課題から、ジェンダー政策の課題と主流化の意義をお話いただきたく思います。
梨花女子大学学長のキム・ソンウクさんは、90年代以降に目覚ましい成果をあげた韓国ジェンダー政策の第1人者です。立法を中心に展開してきた韓国の政策展開と課題をお話いただきます。竹中恵美子さんは経済学者として女性労働分野での先駆的な研究のかたわらジェンダー政策推進に寄与してこられました。日本の男女格差の主要な要因のひとつである労働と社会政策面を中心にお話いただきます。関西学院大学災害復興制度研究所の山地久美子さんはジェンダーの視点から災害復興の課題を研究しておられる数少ない若手研究者です。日本におけるジェンダー主流化の遅れは、今回の災害であらためて露呈しました。災害復興におけるジェンダー視点の重要性が阪神淡路大震災以来指摘されながら、今回に十分活かされることはなかったと言わざるをえません。韓国や台湾など広くアジア諸国に視野を広げながら現状の問題点と課題をご報告いただき、災害復興問題から見えて来るジェンダー政策全体の課題を共有したいと思います。
18日(日)の第2シンポジウム「多文化とジェンダー」は大阪府立大学と梨花女子大学の研究者によるジェンダーと文化研究の交流シンポジウムです。文学、芸術など広い範囲でのジェンダー研究成果を議論します。詳細はコチラをご覧ください。→ http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=1216
*当日参加も歓迎ですが、資料の準備上、なるべく15日までに以下にお申し込みください。*
お申し込み方法等はコチラをご覧ください。→ http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=1215
みなさまのご参加をお待ちしております。 伊田久美子(大阪府立大学女性学研究センター)
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