2012.12.07 Fri
いつもお世話になっております。
日本女性学研究会『女性学年報』33号編集委員会です。
おかげさまで、今年も無事『女性学年報』33号を刊行させていただきました。
今号のテーマは、「学び」です。
「教育」にとどまらない様々な女性の学びのあり方、誰から誰への、誰にとっての「学び」か、仕事やエンパワメントとの関係、いろんな角度から考えます。ぜひお手にとっていただき、議論のきっかけやざわめき、共感につなげていただけると幸いです。
日本女性学研究会『女性学年報』33号編集委員会
<特集リード文より>
誰もが何らかの形で教育を受けてきた経験を持っている。そして、また何らかの形で教える側に立つこともある。また、自らの体験に加え、子どもを持てば次の世代の教育にも関わらざるをえない。だから、教育というのは、だれにも参加可能な身近な話題のひとつだ。/女性学の発するメッセージには、お金にはならないかもしれないけれど、人の行動を変える力を持つものがある。この特集が読者に新たな学びを求め、作り出していく力となればうれしく思う。
【『女性学年報』33号目次】
〈特集〝学び〟を語る―生きていくための力・わかりあう過程―〉
特集に寄せて/竹井恵美子
支援学校の話を聞いて思った答えの出ないあれこれ/桂 容子
夜間中学からのメッセージ ―教育の原点から考える―/ホン・ジョンウン
経験から考える教育 ―教育から得た感覚と、型にはまらない自らの選択―/松岡千紘
貸本カフェからながめる京都精華大学の五〇〇日/山家悠平
エビの殻は誰が剥く? ―短大生と行くシンガポール研修―/古沢加奈
作文と体育/森松佳代
〝ちゃんと〟学ぶって何だ?/竹岡篤永
女性センターでの学びとエンパワメント/鈴木彩加
* * * *
「ぶつかりあい、調整しあう、女性学的実践
―オンナが関係し合う場としての『女性学年報』―/荒木菜穂
山形県小国町大宮地区の産屋にみる安産信仰と穢れ観の変化
―出産の医療化および施設化との関連を中心に―/伏見裕子
ある女性物理学者が与えた原子核のイメージ
―湯浅年子著「女性と原子爆弾」(一九四六年)を題材に―/木村尚子
戦前期における「性の本能論」と幼稚園保育/小泉友則
男性養護教諭の出現が意味するもの
―大阪の男性養護教諭への聞き取りから―/松下昌子
カテゴリー:日本女性学研究会 / 『女性学年報』編集委員会
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