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瞬発力をきたえなくては! マダム・ルーズ
2009.12.12 Sat
先日、「NPOへの助成金」についてのパネルディスカッションがありました。某NPOにもかかわっているマダム・ルーズは、年長のお友達と一緒に出かけました。「お金が欲しい!」というのはどのNPOにとっても切実な問題ですもの。
シンポジウムでは、助成団体の人がそれぞれの団体の助成のねらいや市民活動に対して助成することへの思いなどについて語り、また助成を受けたNPOが、助成を受けるということがどういうことなのか、実体験から語っておられました。かなり助成応募のときのテクニカルな質疑応答もあったりして、非常に有意義な催しだったのです。
学習したことは、「助成団体は助成のねらいや思いをもって助成を募集するので、それに適合した形で助成応募プロジェクトを考えて応募書類を作らないとダメ!」ってこと。NPOの側にとっての必要性や、NPOの逼迫した状況をいくら説明しても、助成の目的に合致していなければお金は出せない/獲得できない。シビアと言えばシビアですが、よく分かりました。 あと、「助成に外れたときに、その外れた経験を前向きに振り返って考えられる団体が、次のチャンスを広げることができる」って話にも、なるほどー、と納得。たしかにね。助成金申請書類って、書いていると自分たちが何をやりたかったのかはっきりもしてくるし、それは面倒くさいお仕事ではあっても、あらためて自分たちのミッションとかが確認できるわけだから、「書く」こと自体にも意義を見出した方がいいのかもしれないですね。
しかし。今回私が一番感銘を受けたのは、一緒に行った年長のお友達の「瞬発力」でした。
コーディネーターの方が「助成団体にとって助成を出すこととは、いわば娘をお嫁にやるようなものなんですね。娘を嫁ぎ先で大事にしてくれるだろうか、気になるものなんです」とおっしゃったそのことに、質問用紙の回収のときに、すかさず、「男女平等社会の中で、たとえ話としても『お嫁にやる』とはいかがなものか」とびしっと書いて出したのでした。コーディネーターの方は、それをきちんと受け止めて、「確かにいい比喩とはいえなかった。今後使いません」と答えていました。
「ま、いいか」と流しがちなこと一つ一つにきちんと対応していくという、その姿。おかしいものにはおかしいと言う、この瞬発力。この年長のお友達だけではなく、多くの女性たちがこういうことをきちんとやってきたからこそ、少しづつでも女性が生きやすい環境が築かれてきたんだよなあ、としみじみしちゃったひとときでした。
私も瞬発力をきたえよう! みなさんもご一緒にいかがですか?
タグ:NPO