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エッセイ

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<戦うこと>その2   あぐねす らいと

2012.07.22 Sun

<異議申し立てへの補正命令>

 書留で送られてきた『補正命令』を見て、私の「異議申立て」へのしっぺ返しをされたような気分になった。個人が公権力に抗することができるという『行政不服審査法』で異議申立てをしている私に、どうして行政が命令をするの? という憤りと憂鬱で不安な気分に襲われてしまった。「補正するよう行審法において・・・命じます」、「補正に応じないときは、・・・不適法な異議申立てとして却下・・」云々、という表現は、私を威圧した。書留1つで命令を出し、市民を威圧していることに担当者は気がついているんだろうか? そんなふうに感じる自分がおかしいのだろうか? 補正すべき命令された事項とは、「開示請求している内容を具体的に記載しろ」というものだった。しかし私には、担当者が私の開示請求の具体的内容がわからなくて補正命令を出しているとはとても思えなかった。提出した書類は、その場で担当が確認し、口頭での質疑も1時間近くあって確認して受理したのになぜ、今更書留で?と思った。

<採用の基準などについて開示できない理由>

 そもそも一部開示決定通知書には、一部開示(つまり=かなり非開示)の理由が2つ記載されていた。1つ目は「第三者の権利利益を侵害すると認めるため」とあり、2つ目は「個人の評価、選考に関する情報で、今後の適正な事務執行に支障があると認められるため」とあった。その2つの理由により、一部開示された文書の実際の評価部分はほとんどが墨塗りされていた。その文書からわかったことは、「複数の面接者のそれぞれの持ち点が面接に50点、作文に30点の合計80点であったこと」と、「私の総合得点」であった。しかし総合得点のみでは、得点を相対化できず、どう理解してよいかわからなかった。また、作文・面接別の得点も非開示。作文・面接のそれぞれの評価項目(面接5項目、作文4項目)ごとの得点も、評価項目を構成する下位の小項目である着眼点(面接20項目、作文13項目)ごとの得点も、すべて非開示であった。評価項目名以外は墨塗りされた枠だけがあった。

<補正命令に従うこと>

 やっとの思いで出した異議申立書に、今度は補正命令書。正直言って、命令されなくてはならないことに、理不尽さを感じた。今度こそ法律の専門家に相談すべきかと悩んだ。でも自分一人で頑張ることにした。これくらい自分でできるはずだし、できなければならないと思い直した。大げさに言えば、今、自分は生き方を試されている気がした。補正書提出のために、慣れない調べもので何日も眠れない日々をすごし、しかも孤独だった。友人に相談しても誰も経験のないことで、心情的には支えてくれるが、具体的には無理だった。

<総務省への相談メール>

 閉塞感に息が詰まりそうで、第三者の意見も聞きたいと思い、総務省のHPから行政相談を見つけてメールで相談した。2,3日して返事を諦めかけていたら電話がかかってきた。「補正命令に従ってください。従わないと却下される可能性があります。行政に対して訴訟の一歩手前の異議申立てをしているのですから・・・」と言われた。確かに知りたかったのは、補正命令に従うべきか否かだった。でもなぜそうしなくてはならないかという法的根拠が同じくらい重要だったのに、それには答えてもらえなかった。

<補正書提出>

 命令に従って補正書を提出するのは不本意だったが、却下されるのはもっと嫌だったので、添付のひな形を見ながら、それらしい補正書を作成して、今度は書留で送った。

<理由説明書の送付>

 それから3週間ほどしてまた、書留が届いた。やっと審査会かなと開けてみると、違った。「理由説明書」という文書名で、今回の開示請求の流れと処分庁の弁明が記載されていた。そしてその「理由説明書に意見があれば意見書を提出せよ」とあった。まただった。いつまで続くのだろう?!

カテゴリー:投稿エッセイ

タグ:あぐねすらいと / 総務省