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中国映画『長江に生きる』上映と監督来日&トークのお知らせ(7月19日土曜)

2014.07.09 Wed

成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)主催
第2回連続ドキュメンタリー上映会

bingai_X上映作品:「長江にいきる 秉愛(ビンアイ)の物語」
開催日時:7月19日(土)15:00~
場所:成蹊大学3号館101教室(予定)

※参加費、事前申し込みは不要で、どなたでもご参加いただけます。

※上映後に本企画のために来日する監督の馮艶とのトークがあります。
2008 年/中国/117 分/配給:ドキュメンタリー・ドリームセンター

【ストーリー】
長江のほとりで家族とつつましく暮らすお母さん、秉愛(ビンアイ)。
働き者の彼女にとって、病弱な夫と連れ添いながら育ち盛りの子どもたちを育てることは、滔々と流れる川のようにじゅうぶん幸福な暮らしだった。そんななか、ダム建設で川の水位が上昇するため、今の土地から離れなくてはならないとの移住命令が下される。あくまで平穏な生活を営なもうとする秉愛一家のもとに、小役人がときどき嵐のようにやってきては、甘い言葉や脅迫で一家を追い出しノルマを達成しようとする。学もコネもない秉愛は、理不尽な命令に対して頑固さで対抗するしかない。次第に一家は追い詰められていく…。

予告編はこちら

 

【監督プロフィール】 馮 艶(フォン・イェン)
1962 年天津生まれ。天津の大学で日本文学を学んだ後、日本に留学。京都大学大学
院経済学研究科博士課程で農業経済学を研究、日本滞在は 13 年に。山形国際ドキュ
メンタリー映画祭をきっかけに映画作家・小川紳介に強い影響を受け、1994 年より
ドキュメンタリー製作を開始。学校に行けない子どもたちや、中国農村部の人々の暮
らしを撮り続ける。

【連続ドキュメンタリー映画上映会】
ドキュメンタリーとは、「ありのままの現実の記録」であると同時に、作り手が観せ
たい・伝えたいと思う現実を莫大な映像のなかから切り取り、独立した物語として私
たちに提示してくれる一つの〈世界〉です。作り手のメッセージを探り、受けとりつ
つも、同時に観る者がさらにそこから独自の視点を作り上げる。すぐれたドキュメン
タリーを観ること、そしてそこから学びとるべきものを自ら汲みとることによって、
私たちの感性や思考は育ち、鍛えられてゆくことでしょう。
アジア太平洋研究センター(CAPS)は今年度から、アジアに関わるすぐれたドキュメ
ンタリー映画を上映し、同時に映画の製作や配給の関係者に作品の背景をお話してい
ただく連続企画を開始します。学生や市民のみなさんにとって、ドキュメンタリーを
観ることが一つの〈体験〉となるよう期待をこめて企画しました。

主催:成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)
〒180‐8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
Tel: 0422-37-3549 Fax: 0422-37-3866 E-mail: caps@jim.seikei.ac.jp HP:http:
//www.seikei.ac.jp/university/caps/

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

タグ:くらし・生活 / ドキュメンタリー / イベント / 働く女(女性の労働) / 中国映画 / 馮艶 / フォン・イェン