上野研究室

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シンポジウム◇マルチチュードと権力:3.11以降の世界@日本学術会議大講堂(東京都 六本木)

2013.03.18 Mon

◇基調講演者: アントニオ・ネグリ氏 (政治哲学者)
◇報告者:
市田 良彦(神戸大学国際文化学研究科教授)  上野千鶴子(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授)  毛利嘉孝(東京藝術大学大学院音楽研究科准教授)
◇コーディネーター・司会:
伊藤 守(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
◇共催:日本学術会議社会学委員会メディア・文化研究分科会;公益財団法人国際文化会館
◇後援:日本社会学会;社会情報学会;社会学系コンソーシアム;情報通信学会; 早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所
◇会場:日本学術会議講堂 (東京都港区六本木7-22-34)
◇会費:無料
◇定員:270名
◇用語:フランス語/日本語(同時通訳付き)
◇事前申し込み先 : http://www.wismc.org/symposium/
◇申し込み締め切り:3月25日(月) *抽選結果は、3月28日(木)までに当選の方のみメールかファックスでお知らせします。
◇問い合わせ先 : e-mail secretary@wismc.org
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詳細はこちらからどうぞ→
日本学術会議 http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/166-s-1-11.pdf
早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所  http://www.wismc.org/symposium/
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2011年3月11日に起った東日本大震災とそれに続く福島原発事故は、日本の社会を一変させまし た。東北沿岸部が津波になって壊滅的な打撃を受ける一方で、原発事故による放射線に対する不安は 依然として広がったままです。この状況の下で、これまで私たちの生活を支えてきた近代的な思考、科 学技術に対する態度、経済至上主義などが根本から問い直され、人々の新しい行動が生み出されつ つあります。被災地では多くの人々がボランティアに参加し、反原発運動や脱原発運動は、全国に広が りました。インターネットのソーシャルメディアの普及は、こうした動向を後押しし、これまでになかったネ ットワークを形成しました。
しかし、こうした出来事を、関東大震災を契機とした日本固有の出来事として捉えるべきではないでし ょう。経済危機に瀕したアメリカやヨーロッパのような先進国では、「オキュパイ運動」に代表されるような 反グローバリゼーション運動やフェミニズム、反エコロジー運動が広がり、中東では「アラブの春」と呼ば れる民主化運動が起りました。こうした動向は、世界が大きく変容する中で、国家と人びと、そして資本 主義や民主主義をめぐる新しい思想の枠組みを必要としていることを示しています。本シンポジウムは、 アントニオ・ネグリ氏を基調講演者にお迎えし、<マルチチュードと権力>の視座から、「オキュパイ運動」 や「アラブの春」などの政治・民主化運動が、現在のグローバル社会において持つ意味を議論したのち、 3.11 以降の日本の社会の変容をも、このグローバルな文脈の中で捉え直そうという試みるものです。

カテゴリー:ちづこの手帖

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